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流斗
あれから名前を呼ぶまで動かない、と宣言する西園寺に呆れ果てた俺は、諦めて西園寺、と呼んだ。
華
そういい残して教室に戻っていった
流斗
どことなく俺とは全く違う環境で育っているやつだと感じた。
どっかのお嬢様ってとこだろう。
流斗
屋上から1階の下駄箱まで行くのは相変わらず面倒臭い。
屋上と直結の階段でも作ってくれればいいのに、と何度考えたことか。
外に出るとまだ明るい光が真上に出ていた。丁度昼時だ。
午前のみの授業だった、とでも言えば怪しまれることは無いだろう。
流斗
大きく口を開けながら欠伸を1つ。
そのまま俺は家へと足を進めた。
そんな茅ヶ崎くんを教室から眺めていた。
華
体調が悪そうにも見えなかったし、シンプルにサボったと言っていい。
何故先生は何も言わないのだろう。
先生
華
先生に呼ばれて慌てて立ち上がる。
先生
華
数式を見て、頭で公式を組み立てる。
昔から頭を使うことは得意だった。
そう教育を受けてきたのだから。
華
先生
先生
華
華
絵里
華
絵里
絵里
華
華
絵里
そして何事もなかったかのように次の話題に移る。
絵里はここで初めて話しかけてくれた女友達。
世間知らずな私に色々教えてくれる大切な存在。
絵里のおかげでクラスに馴染めた気がする。
少し前を歩く絵里を見て思わず顔がほころぶ。
華
絵里
華
樹
樹
流斗
樹
樹
流斗
樹
樹
流斗
樹
樹
樹
流斗
俺に関わるやつは大抵ろくなのがいない。
実際こいつも頭がおかしい奴の1人だ。
女を見下し、性欲を発散する道具として見ていない。
はっきり言って屑。
それで何度も警察のお世話になっているにも関わらず、凝りもせず繰り返してるんだから、サイコパスとしか思えない。
敵に回したくないやつの1人でもある。
流斗
流斗
直ぐに鍵を掛けてベットに体を投げ出す。
スマホに通知が届いてるけど、恐らくサイコからだし大した用じゃないだろう。
流斗
流斗
流斗
流斗母
流斗母
ガチャガチャとドアノブを開けようとする音が響く。
流斗
流斗母
流斗
流斗
流斗
流斗母
父が早くに亡くなり、女手1つで育ててくれた母。
今はだいぶ大人しい母だが、俺が中学の頃は暴行が激しい人だった。
流斗