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幼なじみ

18 - 怖くないよ

♥

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2023年02月25日

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投稿遅くなってすいませんでした!!!

幼なじみ 続き 通報×

しばらくAくんと歩いて行った

A

着いたぜ

着いた場所は今では全く使われていない体育館倉庫だった

色んなところが錆び付いてて 扉に触ってみたが、力の弱い子は絶対に開けることはできないだろう

で、赤はどこですか

A

あぁ、赤なら

そう言ってAくんはこの重い扉を開けた

赤ッ!

薄暗い倉庫の中ボロボロの赤が蹲ってた

黄、ちゃん..ポロポロ

僕の姿を見て安心したのか顔をあげて 泣き始めた

そんな赤を抱きしめようと駆け寄る

赤..良かったッ..

探したんですからね..泣

黄ちゃんんポロポロ

よしよし、怖かったですよね

怖かったぁポロポロ

もう大丈夫です、早く行きま..

ドンッ!!

ビクッ

...え

突然後ろの方から大きな音が聞こえ、 振り返るとあの重い扉が閉まっていた

な、なんで、!

僕はすぐに駆け寄り扉を開けようとするが簡単には開かない Aくんは開けれたのになんで開けれないんだろう

その答えはすぐにわかった、

そう閉じ込められたのだ

扉の向こう側で声が聞こえる

A

..あっはははは!!

A

お前馬鹿だなw呑気に着いてきて、w

A

簡単に赤と一緒にここから出すわけねぇだろw

A

鍵も閉めたし、元々この扉古くて重いからもう出れないかもなw

は、出れないって

A

じゃーな、2人で仲良くw

そう言い残しAくんは立ち去って行った

くそッ

僕は八つ当たりのように扉を蹴った

…どうしよう。 ここはもう使われていない体育館倉庫 しかもここの廊下も人はあまり通らない場所 外から助けを求めるのは無理そうだ

…る、黄ちゃん、

考え事をしていると赤が震える声で僕を呼んだ

どしたの赤

出れないって、ここでしんじゃうの、?

..大丈夫です、絶対出れますよ

無理だよ..だって扉は重いし、鍵も閉められて、、しかも人なんて滅多に通らないんだよ?

やだ俺ッ、ここ暗くて..怖いッ..

黄ちゃん..怖い、怖いよッポロポロ

大丈夫..僕がいるから(ギュー

赤は暗くて狭いところが苦手なんだった 怖い、怖いと言って少しパニック状態になっていた

っ、はぁ..はひゅ..はぁはぁ..

涙目になりながら胸元を少し苦しそうに掴む

ん、赤っ!

僕の真似して

吸ってー

ひゅ、っすぅー

吐いてー

はぁー

上手だよ

はいもう1回吸ってー

すぅー

吐いてー

はぁー

大丈夫、落ち着いた?

うん、ありがとう黄ちゃん

んっ、(ブルッ

寒い?

ちょっと、寒い

僕の上着着て

そう言って着ていた黄色のジャンパーを赤に羽織らせる

んへ、黄ちゃんの匂い落ち着く、

少しうとうとしながら僕に微笑んだ

ほんとに可愛い

w寝てていいですよ

んん、

とん、とん、とん、

赤は優しくこんな風に背中を叩いてあげると

..すや

眠ってしまう

寝顔かわいいですね、w

置いてあったマットを少し手で払い、 赤を抱っこして優しく寝かせる

赤が眠ってる間に出られる場所を探さないと

跳び箱を動かしても、ボールかごを 動かしても窓なんてなかった

...クシュン

陽の光も入らないこの場所はものすごく寒い このままここに居続けると赤の体調が悪くなってまた入院しないと行けなくなる

せっかく学校に行けるようになったのに

ふぅ、赤の為にも頑張らないとッ

僕は跳び箱の上を登り、上の方に窓がないか探した

あ、あったッ!

下ばかり見ていて気づかなかったが、上の方に窓があった 少し小さな窓だが僕も赤も普通に通れるだろう

窓は簡単に空いた

そんなに高くはないが飛び降りる時少し気をつけた方がいいだろう 下手をすれば骨折する高さだった

寝ている赤を起こさないようにおんぶして、僕は自分のジャンバーを紐のように結んだ

慎重に跳び箱を登り、窓から飛び降りた

薄暗い体育館倉庫から出られた

これでもう怖くないよ、赤

最後まで読んでくださり ありがとうございました 続き♡700

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