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もういませんが、私には双子の弟が いました
弟の名前は蒼汰で、父は私が生まれてきたときにはもう他界していました
ですので、母が私達を育ててくれました
けれども、お金には困りませんでした
亡き父の遺産がたくさん残されて おり、裕福な家庭でした
私としては最悪の家庭でした
家族が私を苦しめました
母は頑張ったら褒めてくれました
私は母に褒められたいが故に、 努力を積み重ねてきました
蒼汰は私とは違いました
褒められようが怒られようがどうでもいい、そういう子でした
母はだんだん私ばかりを見るように なりました
ある時、蒼汰が金髪に髪を染めて、ピアスをめちゃくちゃ開けていました
私は
蒼那
と言いましたが、蒼汰は
蒼汰
その夜
母は私に
母
母
と、行ってきました
私にはその言葉が母を裏切って悲しませたくないという私の良心に絡みついてしまい、生きるための重りになりました
母はいつも蒼汰と私を比べて
母
母
と言いました
母の期待が私には人生を縛り付ける鎖にしか思えませんでした
それでも、そのときはまだ母が育ててくれたんだから、その分私も頑張って結果に残すことが母への恩返しだと考えを思ってました
だから、母に感謝の気持ちを込めて精一杯努力をしようと毎日たくさんのことが完璧にできるようになるまで練習し続けました
あるとき、ふと思いました
私は何で母の期待などに答えるためだけに練習ばっかりして好きなことをしないんだろう?
そうおもった瞬間私の中の何かが
____ ____
切れました
自由にできないなら、鎖を外そう
そうだよ、なんで今まで分からなかったんだろう
あはは、バカみたいだ
そういうと私はキッチンへ行き、 刃物を取り出しました
そして、母を刺殺しました
あぁ、やっと自由になれる
その時の私は幸せに浸っていました
その後、母を刺殺して満面の笑みになっている私を見た弟も
殺して“あげました”
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