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石屋先生
石屋先生
先生の話というのは 何年経っても眠くなる
そんな事を考えているうちに 朝会は終わっていた
『私』は朝会が終わってすぐ 会議室を出た
どこに向かったかというと...
言わなくても分かるだろう
この趣味の悪い丸メガネを 早く自分の手元から手放したかったんだ
『私』
ガチャ
『私』
『シロ』
『シロ』
『君』はまた ピースをしながらくるりと1回転した
『シロ』
『私』
『シロ』
『君』は目元で横向きにピースをしながら不機嫌な顔をしていた
『私』
『私』
『シロ』
『私』
『シロ』
『私』
『私』
『私』
『シロ』
『シロ』
『私』
『私』
『シロ』
『私』
『シロ』
『私』
『シロ』
『私』
『シロ』
『シロ』
『私』
『シロ』
『私』
『シロ』
『私』
『シロ』
『君』は変な丸メガネを手に取って マヌケな顔をした
『私』
『シロ』
『私』
『私』
『シロ』
やっぱり、『君』は 普通の人ではなかった
『シロ』
『私』
『シロ』
『シロ』
『シロ』
『君』は丸メガネをかけながら 険しい顔をしている
『シロ』
『私』
『シロ』
『私』
『シロ』
『シロ』
『君』は声をいつもより高くして 宣言した
『私』
『シロ』
『私』
『シロ』
『私』
『私』
『シロ』
『君』はメガネを外しながら 頬を膨らませている
『私』
『私』は思わず 笑ってしまった
『シロ』
『私』
『シロ』
そう言いながら『君』も 笑った
今思うと、『君』はいつも 笑ってたな
『君』は純粋な目をしていた
全く曇りや霞がない
子供のような目
きっと『君』は、 たくさんの人に愛されて 育ったんだろう
そんな『君』が死ぬくらいなら
『私』
『シロ』
『私』
『私』
疲れているんだろうか
つい、本音を言ってしまった
『君』の目を見ていると、 つい本音を零してしまう
『私』
『シロ』
『私』
『私』
『私』
え...
『君』は無言で『私』を抱きしめた
『私』
『シロ』
『私』
『君』は『私』をパッと離した
『シロ』
『私』
『シロ』
『シロ』
『シロ』
『私』
『私』
『私』
『シロ』
タッタッタ
『私』
なんだったの
今、一瞬
『私』
早くその場から逃げたかった
さっきの『君』の目は、
怒っているような、泣いてるような
見たことの無い目
『私』
その後、冗談だと言って 『君』は笑ったけど
目は笑っていなかった
『私』
それに『君』に 違和感を感じた
気のせいか...?
雰囲気がいつもと違うように感じた
『私』
その時感じた違和感は 気のせいではなかった
翌日、
『君』は緊急治療室へと運ばれた