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2010年10月11日(月)
井川かすみさんと井川静(じん)さんの裁判が開始された
警察、そして検察での取り調べを受け
かすみさんはあすみさんに対する暴行、傷害
静さんに対する脅迫、強要などの罪で起訴
静さんはあすみさんに対する暴行、障害
そして性的暴行等の罪で鑑別所に送致されていた
芹沢さんはかすみさん
私は静さんの裁判の傍聴を希望し
それぞれの法廷へと向かった
かすみさんは警察や検察での取り調べの際
一貫して義母の存在を主張し続けていた
一時は心神喪失の疑いがあるとも言われたが
後にあすみさんの父、悟志さんが警察署に出頭
これまでのことを全て自供し
かすみさんの発言の真意が明らかとなった
井川家に嫁いでから義母、トキ子さんが亡くなるまでの間
かすみさんは義母や旦那、義妹の横暴に必死に耐えてきたが
それまで張り詰めていた心の糸が義母の死によって切れ
それまで必死に守ってきた娘にその怒りをぶつけてしまった
それが良くないことだと言う認識もなく
虐待がエスカレートするにつれ
井川かすみ
井川かすみ
既に亡くなっている義母のせいにして自分を正当化しようとした
亡くなった義母がまだ生きているかのような発言をしたのも
義母に対する怒りの現れだったようだ
井川かすみ
井川かすみ
井川かすみ
ネットなどの掲示板では"義母殺害疑惑"なんて書き込みもされたが
トキ子さんが病死であることは明白であり他殺の可能性は皆無
かすみさんには罪の意識もなく
ただ義母への怒りを娘にぶつけていただけ
それを警察、検察での取り調べで自供し
起訴されるに至ったのだ
検察官が起訴状を読み上げると
傍聴席が少しざわつき
海辺裁判官
裁判官の声が響く
初めて聞いた人達は驚いたことだろう
私も始めて聞いた時はかなり驚いた
なかなか子供ができない娘のために
義母は嫁であるかすみさんに男児を生ませる計画を立て
そして井川家の跡取りとなる長男、静さんが生まれた直後から
第二子の妊娠を急かし
授かった子供の性別が女だとわかると
悟志さんと共にかすみさんを責め続け
お腹の子を堕胎するように迫った
それでもお腹の子を守り続けたかすみさんは
出産間近に義妹の瑠美さんに階段から突き落とされ
意識のない中で長女、あすみさんを出産
その後、義母や夫の攻撃からあすみさんを守り続け
かすみさんは必死に耐えていたはずだった
検察官の話を黙って聞いていた裁判官が口を開く
海辺裁判官
かすみさんの言葉に皆が注目する
井川かすみ
井川かすみ
井川かすみ
海辺裁判官
井川かすみ
井川かすみ
海辺裁判官
裁判官のこの言葉に
井川かすみ
かすみさんは静かに答えた
その一言で法廷内が再びざわめく
井川かすみ
井川かすみ
井川かすみ
海辺裁判官
井川かすみ
かすみさんは驚くほどに冷静で取り乱すこともなく
一切の謝罪の言葉を口にすることはなかった
続けて証人尋問が始まり
悟志さんが証人として法廷内に現れると
冷たい目で悟志さんのことを見つめ
その視線に気づいた悟志さんもまた
冷たい視線をかすみさんに向けていた