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好かれるひと。

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好かれるひと。

第4話 - 第4話害悪な存在

52

2025年11月20日

#恋愛系？

#創作

#ヤンデレ

#オリジナル

#ストーカー

しゅいろ

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しゅいろ

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ガタンッ！！！

何かをこじ開けようとする

荒々しい物音に

寝ていた千夏と詩音ちゃんも飛び起きた

祐希詩音

(やばいやつだ！！)

詩音ちゃんが咄嗟にスマホ入力を始める

祐希詩音

『動いちゃだめ！！』

祐希詩音

『影でバレるから！！』

私も震える手で入力を始める

清水りおね

『なにこれなにこれ』

清水りおね

『ほんとにめっちゃ怖い』

沖城千夏

『大丈夫』

沖城千夏

『とりあえず落ち着こ』

清水りおね

『通報って』

祐希詩音

『しないほうがいい！！』

祐希詩音

『声でバレるから』

沖城千夏

『何もしないほうがよさそうかな？』

祐希詩音

『うん、気づかないふりしよう』

清水りおね

(な、なんでそんな冷静に…)

ドンッ

ドンッ！

清水りおね

！？！？

清水りおね

『ねえ怖いよ』

清水りおね

『ほんとに』

清水りおね

『泣きそう！！！』

詩音ちゃんがあたりを見回す

祐希詩音

…

祐希詩音

『もう大丈夫そうかな』

沖城千夏

『やっぱり』

沖城千夏

『りおねが言ってた人で間違いなくない？』

清水りおね

『え、でも』

清水りおね

『私はほとんど関わりないよ、、』

清水りおね

『その人と仲良しなのはお母さんだし』

清水りおね

『前に話したのは何年も前だしさ』

祐希詩音

『ねぇ、お母さんのストーカーって可能性は？』

沖城千夏

『ありえそう、、』

沖城千夏

『でも被害はりおねだけだよね』

祐希詩音

…

祐希詩音

『ストーカーって独占欲がすごくて』

祐希詩音

『たとえ同性でも、、嫉妬することが、、』

沖城千夏

『えーと、つまり、、？』

祐希詩音

『仮にだよ？』

祐希詩音

『ストーカーはお母さん狙い』

祐希詩音

『りおねちゃんは、その、、』

祐希詩音

『ごめん、言い方悪いけど』

その文字を見て、少し身構えてしまう

祐希詩音

『ストーカーとお母さん』

『二人の仲を邪魔する、害悪な存在』

清水りおね

っ…

清水りおね

『あの、詩音様』

清水りおね

『とても怖いです、、』

祐希詩音

『もうお母さん呼んでいいんじゃないかな』

祐希詩音

『ほぼ実害出てるよ』

清水りおね

『お母さん仕事中はスマホ触れないんだよね、、』

清水りおね

『接客業だから、、』

祐希詩音

(接客業…？夜勤のある…)

祐希詩音

(あっ…)

祐希詩音

(なるほど…ね)

沖城千夏

『うーん、、』

沖城千夏

『親戚もこの時間だから頼れないよね、、』

清水りおね

『お父さんがいればな、、』

祐希詩音

『え、いないの？』

清水りおね

『うん、、』

清水りおね

『母子家庭』

祐希詩音

『そっか、、、』

沖城千夏

『でも逆にさ』

沖城千夏

『この状況で男の人呼ぶのは』

沖城千夏

『ちょい怖くない？』

清水りおね

『たしかに、、？』

祐希詩音

『そうだね、呼ばないほうがいいかも』

祐希詩音

『怖いけどここは、、寝るしかできなそうだね』

家の外

？？

…

？？

(男はいなさそうだし)

？？

(別にいいか)

？？

(ちょっと怖がらせちゃったかな)

？？

(ほんとバカでかわいいね)

？？

(起きてるのバレてるよ)