国民
サタウォルニア家バンザーイ!
国民
バンザーイ!
国民
バンザーイ!
少女
お父様…私は本当にいいことをしてるんですか?
父
あぁ
父
お前がいるおかげで、国民は救われているんだ
少女
だ、だけど…これって悪いことじゃ?
父
大丈夫お前は正しいことをしている
少女
う、うん
少女
お母様
母
なーに?
少女
今夜はこの血をつかって
母
ありがとう…いい物が作れそうだわ
少女
私考え事があるから…
少女
部屋行ってくる
母
いいわよ
少女
うん
母
そうだ
母
今夜はブルサ爺さんの隣の家に行きなさい
少女
わ、わかった
少女
はぁ…
私はサタウォルニア家の娘
もちろん私達は貴族だ
裕福だし
国民にだって愛されてる
でも
私には悩みがある
殺していいのか
これは良いことなのか
国民に隠してるわけではなく
国民も納得してくれてる
これでこの国が救われるなら
私達はサタウォルニア家は
国民の中から毎日ランダムで人を殺している
なぜ殺すかって?
人間の血は聖水みたいなもの
私たち魔法使い…そう…私は
魔法をつかって人を遠距離から殺している
人間の血は大量じゃないと
聖水が作れない
錬金術師のお母様に頼んで
毎回聖水を作ってもらってる
国民に聖水をあげて
国民たちはそれを飲んだりかけたりして
一瞬にして傷 病気を治す
ガチャ
母
そろそろ時間よ
少女
あ、うんわかった
少女
今行く
少女
ふぅ
呪文を唱える
少女
あ、来た
血が真ん中に置いた瓶のなかに入ってる
少女
今日も1人死んでしまったんだ…
聖水は
魔法や力が強い人ほど聖水は
強力になる
少女
…まるで
少女
国民のみんなは
少女
人を死ぬのを待ってるみたい…
ガチャ
少女
お父様?お母様?
少女
儀式中は入らないでって言いましたよね?
父
今はそんな話どうでもいいんだ
母
ええ
父
俺は気づいてしまったんだ
父
お前を殺す
父
お前の魔力は普通の人より飛び抜けて強い
父
それを聖水にすれば
少女
嘘?お父様?
父
殺してやる!
少女
ウッ
首を絞められる
少女
アッアッ
少女
オトウサマ…
お父様はお金に目がくらんでしまったんだ…
お父様…私
少女
あなたを作ったのに
私を殺せばお父様も死んでしまう
あぁ残念
父
なんだ!?体が溶けていくぞ!?
お父様には人間の血が入っている
お父様はもう使い物にならない
捨ててしまおう
父
グアアアア!
元お父様の血は真ん中の瓶に集まる
少女
お姉ちゃん!
母
えへへごめんごめん
少女
危うく死ぬところだったよ
姉
ごめんって!私また聖水作るからさ
姉
許して!
少女
はぁわかったよ
少女
またお父様になる物を作るね
姉
うんわかった
タッタッタッ
少女
さーてと
少女
次はどんな おままごと にしようかな?







