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私が私を戻す
まずはそれを しなければいけない
だから
ごめんね、自分の体
私は自分の体を
思いっきり鎌で切った
肩に切り目が入って
服にじわじわと血が広がる
みんなは動きを止めて
私の方を見た
伏見ガク
ガクくんは私から鎌を 無理矢理取り上げて
鎌を投げ捨て
私の傷元を手で 押さえはじめた
伏見ガク
加減を間違えた
完全にしくじった
痛みを感じれば 『戻る』 自分に攻撃すれば
見込みはあっている
現に私の体は上手く 動くようになった
けど、 ちょっとやりすぎた
血がこのまま 止まらなかったら死ぬ
でもそれはそれで
死 綺麗なちり方 散
なんじゃないか。
私は肩を押さえて
痛みに歪む顔を
無理矢理笑顔に変えた
そのままフラフラと する体を支えて
私は玲と秦に近づく
隠しポケットから ある薬を取り出した
たった2粒。
みんなの呼びかけは 聴こえないふりをした
薬を口に含んだ
玲に抱きつき
そっとキスをする
無理矢理薬を舌で
押し込むようにして。
空桜
私が慌てて離れると玲は
勢いで飲み込む
そのまま秦にも 同じ事をして
2人は最初は何とも なさそうだったけど
しばらくすると崩れた
私は2人を支えて
安全に床に寝転がす
我に帰った時
みんなの呼びかけが やっと耳に届いた
叶
空桜
オリバー・エバンス
葛葉
オリバー・エバンス
黛灰
オリバー・エバンス
オリバー・エバンス
みんな
私は目線を下げた
怒られる…
あ、でも
私も口移しとはいえ
舐めたから
作用は遅いけど
効いちゃうのか
膝からガクンと崩れた
咄嗟に葛葉くんが 私を支える
甲斐田晴
甲斐田晴
葛葉
葛葉
オリバー・エバンス
オリバー・エバンス
みんなの声が遠のく
私は自分の口から血が 流れてくるのを感じた
甲斐田晴
枯れっぽい咳をする
力を振り絞ろう
最後に伝えないと
空桜
空桜
葛葉
空桜
空桜
？？ side.
そして君は
居なくなった。
放心状態のみんなに
後を任せて
俺は君を姫抱きして
足取り重く歩く
階段を登って
外に通じる扉のノブを捻る
急に風が吹いて
君の髪が靡く
長尾景
返事が
帰ってくる事はねぇけど
長尾景
長尾景
Ⅵ章へと。
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コメント
14件
ガチで遅れすぎたけどマジで大好きです、、、 ちょっとうるっと来ちゃった、、 このシリーズ本当神シリーズです！！！！！！！
長尾推しにとっては死亡案件ですね!
おながにした センスありまくって倒れた
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