TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

第一章 第一話『続いてほしかった平和』

〜Start〜

ここは、『花咲村』。

いろんな花が色褪せること無く綺麗に咲き誇る、のどかな村。

そこに、はるという、肩まで伸びた真っ黒な髪に、深く青い瞳の少女は住んでいた。9歳である。

あと数カ月すれば誕生日がきて、10歳になり、能力がわかる。

はる haru

(どんな能力が来るかわからなくて、ドキドキするけれど、

はる haru

どんな能力になったとしても、上手く使いこなして、皆の役に立ててみせる!)

はる haru

「あっ!もうこんな時間!?皆との約束に遅れちゃう!!」

はるは自分の首にかかっている懐中時計の時間を見て、そう叫んだ。

はる haru

(今日は皆と一緒に森で遊ぶんだった、、、。楽しみだな(笑))

はるは急いで森へと向かった。

ここは、『間の森』

この森を中心に、周りに3つの村、街が存在している。

この森を通ってそれぞれの場所に行けるため、この名がついたとされている。

森の周りにあるのは、『花咲村』、『天の川街』(夜になると星が一層美しく見えるお洒落な街)、『古の村』(昔からの文化や伝統が今でも受け継がれ続けている村)である。

はる haru

「あっ!もう皆いる!!」

はるがそう叫ぶと、森の中の少し開けた場所に立っていた3人が振り向いた。

はる haru

「ごめん!、お待たせ!!、、ハァ、ハァ」

はるが3人の元にたどり着き、息を切らしながら言うと

星夜(ほしや)

「遅すぎて帰ろうかと思ったぞ(呆れ)」

そう言ったのは、水色と薄紫色のグラデーションの髪と瞳の少年。

彼の名は星夜(ほしや)。9歳だ。

星来(せいら)

「星夜、そんなこと言わないの、ちゃんと待ってたからね!」

そう言ったのは、星夜と同じように水色と薄紫色のグラデーションの髪(肩下まで)と瞳の少女。

彼女の名は星来(せいら)。9歳だ。

星来と星夜は双子であり、星来が姉、星夜が弟である。(2人は「天の川街」に住んでいる。)

桜鬼(おうき)

「はる、息切れがすごいな、水、、、いや、お茶を飲むか?」

そう言って麦茶を差し出してくれたのは、

白く長い髪を高く結び、鮮やかな緑色の瞳、頭に黒い角が2本生えている少年。

彼の名は桜鬼(おうき)。3人より2歳上の11歳だ。(桜鬼は「古の村」に住んでいる鬼人。)

はる haru

「ありがとう桜鬼、、!助かったよ」

はるは桜鬼からもらった麦茶をゴクゴクと飲んで言った。

この4人は、幼い時にこの森の、この場所で出会い、以降一緒に遊ぶようになった。

星来(せいら)

「ねえ!今日は何して遊ぶ!?✨️✨️」

星来がキラキラした目で皆に言った。

桜鬼(おうき)

「相変わらず星来は元気だな(笑)」

桜鬼が優しく微笑んで言う。

星夜(ほしや)

「これが姉ちゃんのデフォだからな」

星夜がやれやれと言わんばかりの顔で言う。

はる haru

「星来の元気な姿見てると、こっちまで元気になるね〜(笑)」

笑いながらはるが言う。

星夜(ほしや)

「へっ、さっきまでへばってたやつがよく言うぜ、」

星夜がジト目で言う。

はる haru

「相変わらず失礼な人ね。」

はるが同じくジト目で星夜に言う。

星夜(ほしや)

「なんだと?💢」

はる haru

「なによ?💢」

星夜とはるの間でバチバチと火花が走っているように見える。

今にも喧嘩になりそうだと思われたその時。

星来(せいら)

「ねえ!!遊ぶために集まったんでしょ!?喧嘩じゃなくて皆で仲良く遊ぼうよ!!!」

星来が大声で言った。

突然すぎてはると星夜が固まっていると、

桜鬼(おうき)

「まったく、星来の言う通りだ。2人の仲も相変わらずだな。このままだと、日が暮れてしまうぞ。」

桜鬼が仕方なさそうな顔をして言った。

はると星夜は2回瞬きした後、互いの顔を見合わせたが、すぐ互いにプイと顔を背けた。

その後、4人は鬼ごっこやかくれんぼをしたりして、日が暮れる前まで遊んだ(時々はると星夜の口喧嘩を挟みながら)。

そして、4人はそれぞれの住む場所へ通じる通りまで来ると、

はる haru

「じゃあ、またね」

星来(せいら)

「またね!」

星夜(ほしや)

「またな」

桜鬼(おうき)

「また、気をつけるんだぞ」

と、それぞれ違う言葉を呟いて、別れていった。

この先に待ち受ける現実なんて想像もつかないままで、、、

第一章 第一話『続いてほしかった平和』

〜Fin.〜

一次創作『時の音と共に鳴る鈴は、遥か先まで永遠に』

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

510

コメント

3

ユーザー

えっ...一次創作上手すぎん?! すっっっっご✨️✨️天才やん✨️

ユーザー

一次創作って書くの難しいけど楽しいですね✨️✨️

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚