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日向

またな!月島!

月島

ん、また

月島

(そういえば、日向との関わりは…)

思えば、あの時の出会いから始まった

受付医

今回はX線の検査です。

受付医

月島さん、準備がいるので少々お待ちを。

月島

はい、わかりました。

席に座った時、その本と出会った

月島

ん…文庫本?

月島

(ブックカバーがつけられてる、なんの本だろ?)

俺はブックカバーを外した

月島

(その本には)

ー共病文庫ー

月島

そう…名付けられていた

月島

(勿論、そんな名前の本など知らない)

月島

(気になった僕は1ページだけ開いた)

20××年 ×月 ×日 本当はこんな事描きたくないけど書かないといけない。 俺は…病気になった。 それも絶対に治らない。 高校卒業は絶対に出来ないんだって… ただ病気と戦うんじゃなくて共存したい。 だから共病文庫って名付けた 膵臓が死んで、使い物にならないらしい。 それで…バレーを高校で続けるのは諦めた。 せっかく烏野に行けるのに…

月島

膵臓…死ぬ……

月島

(内容を見た僕はゾッとした。)

月島

(内容を見て、僕は理解した)

月島

(これは誰かの闘病…いや、共病に関する筆記だと)

月島

(ただ、より驚いたのは)

えっと…それ俺のなんだ!

月島くんはなんでここに?

月島

僕は…X線検査をしに来た

そっか…俺は膵臓の検査!

検査しないと、すぐ死ぬからw

日向

それ、読んだから分かるでしょ?

月島

あぁ、そう。

日向

ちょちょちょ!

日向

反応薄くない!?

月島

いや、死にかけのクラスメイトにどう声を掛けたらいいの?

日向

ん〜、、俺だったら絶句するな!

月島

でしょ?反応しただけ褒めて欲しい。

日向

そうだねぇ!笑

余命が僅かな君はニヤニヤしてた

日向

ちなみに、余命どれくらいだと思う?

月島

…あと1年?

日向

ぶっぶー!!

日向

あと半年デース!

月島

…嘘でしょ?

日向

…残念ながら、嘘じゃないんだ

日向

うん、あと半年。

月島

僕よりも早く死ぬのか…

日向

ん?俺より??

月島

そっ、僕は余命1年。

日向

いや〜まさか月島も余命僅かなのか…

日向

あっ!この事は他言無用で!!

日向

呼ばれたから行くな!

これが、日向との出会いの始まりだった

余命1年の僕と余命半年の君

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