主
主
主
主
主
お母さんのことは、全てをそのまま
特にしっかり説明することもないから淡々と話した
桃くんに話さなきゃいけないのは
友達が嫌になった経緯
赤
赤
桃
すべては中学の後半
はじめは友達とは仲良かったし
楽しかった
みんないい子ばっかりで
家よりも居心地がよかった
でも、一つの出来事で学校がしんどくなった
で、この前のアレが〜
赤
赤
え、お前これ知ってんの…?
赤
俺たちも好きだけど…
赤が好きなのはちょっとないわ
赤
赤
だって、赤ってそういうの違うじゃん?
もっと真面目というか…
似合わないなぁって
赤
赤
赤
赤
赤
赤
すごく、泣きたかった
彼らに悪気はなかったんだと思う
でも、自分を否定されたみたいで
「ここにいるべきじゃない」って言われてるみたいで
辛かった
それから周りの顔色をうかがうようになって
好きなものを隠して
嘘で固めて
『俺』ができた
友達と一緒にいることも避けた
嘘がバレるから
そしてなにより、あの出来事がフラッシュバックして気持ち悪くなってしまうから
自分も嫌になって、相手のことも嫌になって
最低な俺ができた
赤
赤
赤
桃
赤
あ、頭撫でられてる…!?
桃
赤
赤
赤
赤
胸に溜めてた思いが
赤
全て
赤
赤
溢れ出る
赤
赤
桃
桃
桃
赤
赤
赤
桃
桃
赤
桃
桃
暗闇の中、光を探し続けた
ずっと、一人で沼の中を泳いでいるみたいだった
俺の居場所を照らしてくれる光を
きっと、俺の探してた光は
桃くんなんだ
赤
桃
桃
赤
桃
赤
赤
主
主
主
主
主
コメント
3件
ものすごくうるっと来ちゃいました😢 続きが楽しみです、!