夏の匂いがする
花が咲いている
君から貰った一口分のアイス
甘ったるくて嫌になりそうだった
君は 「君は好きじゃ無いかな」 そう言って笑った
君はなんでも知ってるんだね
「そんな事ないよ」 君が零した
僕は思ってるよ 君は全て分かってるって
僕は分からないよ。
君と居る夏が来た 僕ら2人で歩いてた
「ねぇ、2人で逃げ出せないかな」
「この生きる意味が見出せない 自己満足でもなんでもない 脆いこの人生から」
不意に君が言った
何も言えなかった僕が居た
そんな夏の日だった
君が遠くなる 時間が過ぎていく
花が風に揺られる
初夏が咲いている
一口分のアイスクリーム 吐きそうなほど甘かった
そんなちっぽけな事だって 幸せだったのかもしれない
君のいた夏が遠くなる 僕はまた1人歩くだけ
2人で逃げ出せればよかった 何か言えたはずだろ
後悔ばかりで何も無い
そんな 君の居ない何回目かの夏が来る
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お久しぶりです、白夜です。 次に書くものは決まっていますのでそれまでお待ちください。 健康や体調に気をつけてお過ごし下さいませ。