ティア
桜は、ずっと無彩病であることを私に隠していた。
瑠璃
こんなに見事な桜を見ることができていなかったなんて知らなかった。
神様は酷いよ。
桜から、桜色を最初に奪うなんて。
瑠璃
瑠璃
医師
瑠璃
その時私が聞いたのは、桜がifくんと共に眠りについたということだった。
医師
瑠璃
医師
医師
瑠璃
瑠璃へ この文章を読んでるってことは、私はもう死んでるんだね。 瑠璃は、私の大切な友達だよ! あの日、瑠璃がifくんが好きだって知った時も、私を叩いた時も私はね 瑠璃がずるかった。 私は、こんなに大好きなこの当たり前の毎日が送れないのにって。 瑠璃の見えてる世界には、当たり前のように未来があって。 瑠璃は、ifくんの歳をとった姿も、幸せな顔もずっと見ていられる。 羨ましかった。 私は、ただこの当たり前の毎日が続くだけで良かった。 たまに、美しい景色を見て そんな毎日を送りたかった。 でも、私にはそんな権利はなくて。 ifくんのことよろしくね💕 瑠璃、私の分まで幸せになってね! バイバイ(ヾ(´・ω・`) 桜より
瑠璃
瑠璃
瑠璃
桜は、最期まで知らなかったのだろう。
ifくんも同じ病気だったことを。
病院の人から聞いた。
二人とも、無彩病で亡くなったらしい。
本当は、ifくんはもう一日短かったそうだ。
だから、気が気でもなかっただろう。
もし、自分の方が先に死んでしまったらと怖かっただろう。
ifくんからしたら、彼女も見送っての366日間の闘病生活だったのだろう。
医師
医師
ないこ
医師
ないこ
俺の相方は、何も言わずに静かにこの世を去った。
彼女と寄り添って、幸せそうに。
ないこたんへ 何も言わずに死んでごめんな。 俺の大事な相方には、なんも心配せんで欲しかったんや。 俺の分まで、生きてな! 俺の人生、幸せやったで( ´˘` ) さいなら いふまろより
ないこ
ないこ
りうら
りうら
ないこ
りうら
ないこ
初兎
ないこ
初兎
-hotoke-
ないこ
-hotoke-
ないこ
いふまろがいなくなって、俺たちの心には大きな穴がぽっかりとあいた。
いふまろ、俺たちには、お前が必要だったんだ。
if
四人
ないこ
りうら
初兎
-hotoke-
ティア
ティア
ティア
ティア
ティア