ひろし視点! めっちゃ長くなりました🙇♂️
ラブ子と公園で話したあと、 その日はなんとなく胸の奥がざわざわしていた。
--ひとし。
同い年で、髪がさらさらで、人気者で。 ラブ子が話すときの表情は、明らかに特別な誰かを語る顔だった。
野原ひろし
自分でも分かってる。 俺なんかと同じ土俵になっているわけじゃない
次の日も夕方、同じ公園に向かった。 約束はしてないのに、足が勝手に向いてしまう。
ベンチの前まで行くと、ラブ子は待っていたように顔を上げて微笑んだ。
ラブ子
その笑顔ひとつで胸がきゅっと痛む。
野原ひろし
軽口っぽく言ったけど、声が少しだけ震えていた。
ラブ子はメガネの位置を直して、小さく息を吐く。
ラブ子
野原ひろし
心の中でそう思った瞬間、胸がぎゅうっと縮まる。
ラブ子は気づいてないまま、ぽつりぽつりと続けた。
ラブ子
野原ひろし
軽い冗みたいに言ってみたが、心の中は全然軽くなかった。
野原ひろし
ラブ子はさらに言った。
ラブ子
その言葉が想像以上に痛い。
野原ひろし
そんな考えがよぎり慌てて追い出す。
野原ひろし
ラブ子
その一言が決定打みたいに心に刺さる。
ひろしは笑っているつもりだったが、頬がひきつっているのが自分でも分かった。
でもラブ子はそんなこと気づかないまま、少し嬉しそうに言う。
ラブ子
野原ひろし
心がじわじわ重くなる
でもラブ子は真剣で、その目に曇りがないから、ひろしは黙って聞くしかなかった。
ラブ子
ひろしは、一瞬返事に困った。
伝えたいことは山ほどある。でも言っていいことは少ない。
だから、ひろしはゆっくり息を吸って言った。
野原ひろし
自分に言い聞かせるみたいに静かに。
ラブ子は驚いた顔をして、それから優しくうなずいた。
ラブ子
その笑顔に、また胸が痛くなる。
でもひろしは思う。
野原ひろし
そう言い聞かせるけど、胸はやっぱり少しだけ痛いままだった。
コメント
8件
一生ひとしを好きであってくれ...(私のただの妄想、?
いいですね! これってラブ子は小学生やんな?