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ソラ

やばい、やばい、やばいぃ……

平和な昼頃にも関わらず、 彼女は何故かリビングの隅で震えていたのだった。

サクラ

どうしたんですか?そんなに震えて……

それを偶然通りかかったサクラが心配してそう言った。

ソラ

あ、あああそこに……

そして彼女がガタガタと震える手で指さす先を見ると...

「居た」のだった。

名前は言えないが、 黒光りしていてとても素早く、飛べて、長い触覚が特徴の気持ちの悪いあの虫が、しかも大量に、居たのだった。

サクラ

っーーーーーーー!!!??

彼は声にならない悲鳴を上げた。

フィル

あ、リビングに携帯置きっぱなしだった……

そう呟きながら彼はリビングに来た。この惨状も知らずに。

フィル

……え

そしてヤツと目が合う。一瞬の沈黙。

フィル

うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!???

そして彼は何故か追いかけてくるあの虫の大群から逃げ回るのだった。

ギン

おいうるせぇぞお前ら!!

ヨツバ

ていうか、明らかに何か事件が起きてそうだけど…

レイト

事件性のある悲鳴が聞こえてきたからな……

そして連続する悲鳴に事件性を感じた3人がリビングに来た。

ソラ

あぁぁぁぁ!!!みんな助けてぇぇぇ!!

ソラ

Gが、ヤツがいるんだよ!!!

ヨツバ

……うわ、いくらなんでも多すぎない?

ギン

なんでこんなに居るんだよ!?

レイト

あぁぁぁぁ!!!?俺本当にこういうの無理なんだよ!!?

ギン

なんで最年長が1番ビビってんだよ!?

ヨツバ

ていうか、なんでこんなに湧いてるのよ?

ギン

知らねーよ、多分誰かの部屋が汚いからじゃねーの?

ヨツバ

……とりあえず、一旦ソラ達連れて外に出るわよ。

そして一同は外へ出て、扉の前で話し合う事となった。

ソラ

これでひとまず安心出来る……

ソラ

あ、そういえばユメリとアマネはどこに行ったんだろ?

レイト

じゃあ、俺が今メールで呼んでくるよ。

ギン

アイツら、性格的にすぐ来ないだろ……

レイト

いいや、最年長の俺が呼べば30分以内には必ず来る!!

そして、彼は自信満々と言った表情でメールを送った。

そして遂に……

ユメリ

来たよ〜!!

アマネ

……Zz…

レイト

よし!これで全員揃ったな!

ギン

いや、『よし!これで全員揃ったな!』じゃねぇよ!?

ギン

揃うのに2時間も掛かってるじゃねーか!!

ギン

しかもアマネは立ちながら寝てるし!?

レイト

まぁでも訳は俺の方から話してあるし、とりあえず作戦会議と行こうか!

ソラ

私的には殺虫剤大量に買って始末するのがいいと思うんだけど……

ソラ

サクラはどう思う?

サクラ

………

ソラ

……あれ?おーい?

フィル

……き、気絶してる……

アマネ

昔もこんな感じで気絶してたね。

ユメリ

サクラ、ゴキブリ苦手だもんなぁ……

ソラ

ああああ、今まで誰1人と言ってなかったアイツの名前を……!

ユメリ

ゴキブリってヴォ〇デモートみたいな扱いなのか……

アマネ

……なんか、ドアおかしくない?

そう言った直後、玄関のドアはバタッ、と音を立て開いた。

そして雪崩のように降り注ぐG。もう誰にも止められなかった。

止めるのには遅すぎたのだ。

フィル

ひっ……

フィル

うわあぁぁ!!??

そう叫ぶと共に、大きな落雷がG目掛けて降り注いだ。

その数秒後に、ドカンと爆発音が鳴り響いた。

アマネ

……これで一掃出来たね。

その代わりに、玄関の前の草花は、 幸い発火はしていないようだが丸焦げになっていた。

ソラ

……

ソラ

この館のトラブル発生率どうなってるのーーーーーー!!!?

彼女は頭を抑え、いるかも分からない神に、この館のトラブル発生率を下げてくださいと天に向かってそう叫ぶのだった。

第4話 終わり

異世界人外狂想曲

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