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美空
奏多
隆二郎
奏多さんが手に持っていたランプの火を
そこら辺の棒に移して虫を払った
虫が払われた浩介さんの体は
傷だらけでボロボロだった
隆二郎
奏多
奏多
確かに手が僅かに赤い
どうやら抵抗したがそれも虚しく………
隆二郎
奏多
どんどん仲間を失っていく
奏多さんの顔は絶望に満ちていた
奏多
隆二郎
結花
どうにかそれぞれ自分自身を励まし
中心部までやってきた
それは神殿のようで
奥に向かって高くなっていた
天井も一際高く
石造りの壁には
絵具が剥がれた絵画がそこら中に飾ってあった
結花
隆二郎
そう階段を登ると
神殿にないような池があった
奏多
奏多
どこからか水が滴り
青緑の不気味な色をした池が波打つ
美空
池は1.5メートルくらいの深さで
どう入ればいいのか分からない
奏多
今まで使わなかった
地獄で手に入れた火で
地獄の地面に埋もれた石を燃やした
その色があまりにも極彩色で禍々しく
元の白い石とは想像もつかず
あまりの不気味さから持っていたもの
隆二郎
結花
奏多
美空
奏多
私が不思議と身に付けていた石を投げた
美空
先程まで青緑だった池が
極彩色になった
結花
結花
波打つたびに闇に合わないギラギラした色が目に映る
美空
奏多
結花
結花
舞衣
舞衣
結花
結花
結花
結花
結花
結花
結花
結花
結花
結花
隆二郎
舞衣
舞衣
舞衣
舞衣
舞衣
舞衣
舞衣
舞衣
舞衣
舞衣
結花
結花
美空
美空
舞衣
舞衣
舞衣
舞衣
隆二郎
奏多
美空
ずっと黙っている加奈子に声をかける
加奈子
加奈子
加奈子
加奈子ってこんな子だっけ
違和感を覚えたが
私たちは、
極彩色の池に飛び込んだ―