ここは江戸で唯一幕府に 認められている遊郭
吉原
ここ吉原では客に"夢"を売るのが仕事
ここには親の借金などで売られた 子供が たくさん来る
花魁
遊郭の1番上の位の人
男に身売りをするという 下の身分でありながら その豪華さに憧れる者も 少なくないという
これは吉原遊郭の花魁の話___。
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そして俺は19歳で 花魁歴5年の若手花魁だ
今、俺は腰の激痛に耐えている
なぜなら昨日の客に散々に 犯されたからだ 限度ってものを知らないよな こんなの腰が壊れるに決まってんだろ
5年間、客を取り続けて腰の痛みにも慣れてきた俺でさえ、 次の朝はすぐには動けなかった
何とか痛みを耐えながら 俺は客に別れを告げる
客
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吉原には親の借金返済などで 売られてきた子たちが多い 売られてきた子達はいろいろな 地方に住んでいたため 方言などを隠さなければならない
そのためには吉原独自の言葉 通称 「廓言葉(クルワコトバ)」を用いる
世間でよく言われる "ありんす"や"わっち"などと 言う言葉だ
客が帰り、俺は自分の部屋に戻る
部屋に入った途端、 腰に激痛が走り俺は転んでしまった
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真っ先に声をかけてくれたのは 振袖新造のsnrだった
振袖新造とは次に花魁の座が 確定されている、まだ自分で客をとることのできない人の呼び方だ
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そうだ、俺はこの頃ろくに 休んでいない 体力的にも限界だった
でも、客をとらなければ、 お金を稼がなければ
吉原を出られない
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snrは俺が心配みたいだ でも、今回は初回の客。 新たな稼ぎ口ができるかもしれない
夜
俺は客をもてなすため、茶室に入る
初回では花魁が上座に 座ることになっている
腰の痛みは相変わらず 治まる気配はない 疲れているのか体もだるかった
ガラッ
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扉が開き、入ってきたのは 若い男性だった
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こんなのは嘘だ
少しでも気を抜いたら 倒れてしまいそうだ
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主様は部屋の隅に座っている snrに声をかけた
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こんな客、初めてだ
客の前で横になるのは ダメだと分かっている
しかし、主様の優しい瞳を見て 俺は言葉に甘えてしまった
横になると、溜まっていた疲れが どっと襲ってきて俺は眠ってしまった
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気がつくと、俺はもう 二時間以上も眠っていた
主様はまだ俺のそばで 待っていてくれた
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主様が、俺の頭をそっと撫でた
こんなの、駄目なのに…
初会の客には触られてはいけないのに
頭ではわかっていても、 拒むことは出来なかった
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主様とはほとんど何もせず ただ俺の寝顔を見て帰って 行ったのだった
コメント
7件
来たぁーー!!! 最高です!!✨