丸木田
教師とあのクラスメート、絶対ゆるさねぇ
丸木田
早く淫魔の力を使いこなせるようになって、復讐してやる!
『いい心がけだな』
丸木田
淫魔の声が聞こえる!
丸木田
淫魔、お前の力を教えてくれ!
『いいだろう。私はあらゆる人間の性的欲望を刺激することが出来る』
丸木田
ん? それだけ?
『それだけ、とは失礼だな』
『なんなら貴様を死ぬまでオ・ニーさせてやろうか?』
丸木田
うぉ、す、すまん……
丸木田
こいつの力は、シンプルに強い、弱い、っていうより、
丸木田
上手く使うには頭を使う必要がありそうだな
『それと、我が力を使ったあとは、対価として、
我にひ・いな行為を捧げよ』
丸木田
んー、それは、俺じゃなくてもいいのか?
『かまわん』
丸木田
なら、淫魔の力を使った相手にさせればいいか
丸木田
これは楽そうだな
通りすがりの女子高生A
うわ、あの子、ひとりでぶつぶつ言ってるよ、きもい
通りすがりの女子高生B
ちょっと、そんなこと言ったらかわいそうだよ
丸木田
…………
丸木田
(あいつらも復讐対象だ、覚えとけ!)
丸木田
よし、とりあえず、最初のターゲットを探しに学校に行くか
丸木田
さすがに、クラスメートはもう帰ったか……
先生
丸木田じゃないか、どうした?
丸木田
あっ、いえ……
先生
そうだ、メダカのことな、
丸木田
あっ、はい……
先生
よくないことは間違いない。が、どうしてあんなことしたんだ?
丸木田
あっ、あっ、その……
先生
もし悩みがあるなら、聞くぞ。だから、もうあんなことしちゃだめだぞ
丸木田
あっ、はい……
丸木田
(エラそうに!)
丸木田
(淫魔、こいつの性欲を刺激してやれ!)
『承知した』
先生
うっ
先生
あ、あへぇ? な、なんだ、この衝動は
丸木田
(エラそうな先生が、生徒を襲ったらおもしろいな)
先生
せ、先生、体調が悪くなったから、先に帰らせてもらう
先生
ぶつぶつ……せ、生徒はだめだ、生徒だけは……
『ほう、意外と耐えるな。だがあいつの性欲は爆発寸前だ』
丸木田
つけてみるか。面白いものがみられそうだ
丸木田
人通りがなかったから、電車までは耐えたな
丸木田
だが、この満員電車ではどうかな?
先生
はぁ、はぁ……
通りすがりの女子高生A
(なんかキモイおっさんいる)
丸木田
お、あれはさっき、俺を馬鹿にしたやつ!
丸木田
ちょうどいい、淫魔、もっと刺激しろ!
『いいぜ、これは並の人間には耐えれまい』
先生
あ、あふぅ~
先生
(もうだめだ)
先生
(さわ……)
通りすがりの女子高生A
!
先生
(さわさわ)
丸木田
あっはははは
丸木田
偉そうに説教していた先生が
丸木田
女子高生のケツ触っているぜ!
丸木田
よし、この調子で、
丸木田
電車の中でおっぱじめるまでやらせてやる!
『う、ぐわぁ!』
丸木田
ん? なんだ? どうした、淫魔?
『……………』
丸木田
おかしいな?
丸木田
俺の使い魔が払われた。何があった?
『うう、強力な退魔の力が使われた』
『おかげであの教師から弾かれてしまったぜ』
通りすがりの女子高生A
この人、痴漢です!
丸木田
あの教師は人生終りだから別にいいが、
丸木田
退魔の力とはいったい?
丸木田
俺の、敵になりうるやつがいるようだな……
続く