テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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【main】 Z.island EP1

第11話 - 知らない言葉

2023年01月08日

#一次創作

#ホラー

#コメディ

#感動

#オリキャラ

#Z.island

C.Blossoms

パーカ

…

パーカ

そんな事が…

ラース

…それ以降、あいつは出ることが無くなった。

ラース

…オレに対する態度は変わったがな…
（小声）

ラース

パーカ

……💧

ラース

次にいつ出てくるかはオレにも分からない…寝起きの時は要注意しなければなれない。

パーカ

…

パーカ

やっぱり…他の方達には言えない話ですよね…

ラース

あぁ…だがその当時にいた奴らには話していて、大体知っている。

ラース

…

ラース

…いずれ…ジェミの大切な人になる奴なら…言っても構わない…がな…

パーカ

！！！

ラース

その時は、お前にも責任があるぞ。

パーカ

もちろんです…！お教えいただきありがとうございます！

ラース

構わない、チームであるお前にも話しておこうと考えていた。

パーカ

チーム？

ラース

探索チームのことだ。また探索する時に詳細を説明する。

ラース

剣術訓練の続きをやるぞ。

パーカ

は、はい！

モヤモヤしていたことが晴れラースとの打ち合いも集中しておこなうことができた

ラース

…よし、今日はこれで終わりだ。明日は無しになるが、今日の感覚はは忘れずにな。

パーカ

はい！ありがとうございました！

ラースは家の中に入る

パーカ

（…少しだけ練習してから入るか）

練習していると、森の奥から声が聞こえてくる

リコ

…図書室にある本さ、私全然最後まで読めやんくてさ、途中で返すことめっちゃあるんよな〜

ジェミ

え〜〜！面白いのに〜！リーブみたいに、物語になってる本借りれば良いよ！

リコ

あれはあれで飽きるんよなー…途中で展開が分っちゃって…

ジェミ

それはそれですご〜い★

リコ

そーかー？

リコ

…あっパーカ君が練習してる〜

ジェミ

本当だ！前より上手になってる！

パーカ

あぁ！ジェミさん、リコさん！お疲れ様です！

ジェミ

お疲れ様ー！

リコ

お疲れ〜

リコ

…あそうや！3人でさ、今日の晩御飯何か当ててみやん？

ジェミ

いいねー！面白そう！

リコ

よっしゃ〜じゃあ今からsinking timeや！

1分後…

リコ

…2人とも決めた〜？

ジェミ

決めた！

パーカ

決めました！

リコ

じゃあ一斉に言うで〜？いっせ〜の〜で〜

リコ

オムレツ！

ジェミ

からあげ！

パーカ

クリームシチュー！

リコ

みんなバラバラやん！

リコ

…ってジェミ！！からあげ一昨日やったやん！

ジェミ

えぇ？そうだっけ？

リコ

覚えてないんか〜い…！

リコ

…で、パーカ君はクリームシチュー…
ごめんパーカ君…ラースさん牛乳嫌いやねん…

パーカ

え！！そうだったんですか！？…意外です…

リコ

分かるで…何でも食べれるイメージやわー

ジェミ

牛乳飲まずに背が高くなるのすごいな〜！あたしめちゃくちゃ飲んだよー

リコ

あ…それで背が高いんか…！

ジェミ

うん！

リコ

まぁ…別に当たらんかったら罰があるとか違うから…ね！

パーカ

はい…覚えておきます…

こうして俺たちは晩飯を予想が当たってるかどうかワクワクしながら家の中に入った

キャンドル

……はぁ〜〜美味しそう……洗い立てなのかな…？汚れ一つないぃ〜♡

お昼時… 持ってきた右腕を眺めるキャンドル

スターカイム

…預かっても大丈夫か？

キャンドル

おん！

右腕をスターカイムに渡す

スターカイム

…これでだいぶ難易度が下がったな。

キャンドル

ねぇ！！4つの超能力を合わせたらもっと強くなるよね！？！？

スターカイム

それは作ってみないと分からないぞ…

キャンドル

いいやぁ！絶対強ぉい！！
…あたくしちょっと考えて行動しますわ……

キャンドルはぶつぶつと呟きながら研究室を出て行った

スターカイム

…物騒なことになりそうだな…

スターカイム

…一服するか

スターカイムは部屋を出ようとするが

ライ

おい。今どこに行こうとした。

ライに行手を阻まれた

スターカイム

何〜坊ちゃん。トイレに行こうとしただけっすよー

ライ

『…一服するか』と言う声が聞こえたぞ。

スターカイム

あぁ、それは空耳だぜ。

ライ

嘘つけ…

ライ

喫煙所、作っておいたぞ。

作った場所など教えずに去って行くライ

スターカイム

まぁじっすか！？あざーっす！！

場所を知られていないスターカイムは嬉しそうに研究室を出て行った…

リコ

…からあげでもオムレツでもなかったわ…

パーカ

や、野菜炒め…

ジェミ

うっ…あたしにんじん苦手なんだよね…

ラース

お前ら残さず食べろよ。リーブが作ってくれた野菜炒めだからな。

ジェミ

ひぃー！美味しい〜！

パーカ

…💧

俺は野菜炒めを食べ終えいつも通り、ベットの上でゼットアイランドの本を読んだ

パーカ

（あ…この本もう半分だな…）

パーカ

（できたら他の島についての歴史の本も読もうかな…いや…スコルさんみたいに、地理についての本を読むのもいいなー…）

………………

一つの部屋に研究員が何人もいて

パソコンに何やら入力したり、資料を見て話し合ったりと忙しそうに見える

何の研究をしているのか気になっていると

ワンワン！！！

動物の鳴き声がしたかと思いきや

先程まで忙しそうに研究をしていた研究員がパニックになり大暴れ

その動物を見て奇声を発したり持っていた資料で振り払ったり

そんなことはお構いなしに動物は研究室内を走り回る

場面が変わり、不気味な研究所の廊下が見える

…誰かが走っている

夜だからか、顔は暗くて分からない体格の良い男の人のように見える

男は研究所の外に出た

出た瞬間、サイレンが鳴り響く

男は驚きもせずに走る

そして、森の中へと消えていった…

6日目　朝

パーカ

（…？）

パーカ

（あの生き物は…確か…犬…？）

パーカ

（覚えているうちにヴァルさんに聞くのもありだな）

何とかして覚えておこうと思いながら俺は多目的室へ向かった

いただきますの言葉で朝食を食べるいつも通りたわいの無い会話が飛び交う

パンを一口かじってはっと思い出した

パーカ

…あ、ヴァルさん！

ヴァル

…？

パーカ

お怪我はもう大丈夫なのですか？

ヴァル

あぁ、大丈夫だ。

パーカ

よかったです…

パーカ

あの！少しお聞きしたい事があって…
犬という動物は…ご存知ですか？

ヴァル

…いきなりどうした。

パーカ

夢に出てきたんです…犬のような動物が。

スコル

それってどんな姿か覚えてるか？

今まで食べることに集中していたスコルが話しかける

パーカ

えっと…耳が立っていて、口が長く尖っていて、あ、尻尾がくるん！となっていました。

スコル

…それってオオカミじゃね？

パーカ

そ、そんな！すごく可愛らしかったですよ？

ヴァル

大きさは？

パーカ

この島にいるオオカミよりは、全然小さかったです…

ヴァル

…柴犬か？

スコル

あー確かにそうかもしれないな！
他にも似てる犬種あるけど！

パーカ

しばいぬ…？

ヴァル

食べ終わったら図鑑を見せる。リビングで待っていてくれ。

パーカ

分かりました！
ありがとうございます！

そして俺はパンをもう一口かじった

朝食を食べ終わった俺は、ヴァルの言われた通りリビングへ向かう

ジェミ

パーカ〜！一緒にトレーニングしよ！

パーカ

すいません！ちょっとヴァルさんに教えてもらう事があるので、後から向かいます！

ジェミ

分かった〜！じゃあリコ、レオ行こ！

リコ

ほ〜い。

レオナルド

は、はい…！

3人は玄関の扉を開け外へ出て行った

パーカ

（レオ…嬉しそうだったな…w）

パーカ

（ラースさん、リーブさんは…時間を見つけてトレーニングしてるんだろうな…）

パーカ

（エアリーさんとピースさんのトレーニング、スパルタそうだけど一度見てみたいな…いつもどこでやってるんだろう）

パーカ

（…？リアスさんはこの前、トレーニングの時に顔を出してだけど…アクーリさん、食事以外に顔見てないな…）

ヴァル

お待たせ。図鑑を持ってきた。

パーカ

あ！
わざわざありがとうございます…！

ヴァルは、柴犬が書かれたページをスムーズにめくってみせた

ヴァル

これが柴犬だ。

パーカ

…かわいい…！
夢に出てきたのは、この犬種のような気がします！

ヴァル

…柴犬は別名、シバケンとも言う。異国の島で生まれた犬だそうだ。確か…

スコル

稲妻島だ。

スコルが廊下から歩いてきた

ヴァル

…お前いたのか。

スコル

あぁ、たまたま聞こえてきたからな！

パーカ

稲妻島………

パーカ

……………あ！！！

ヴァル

ど、どうした…いきなり…

パーカ

俺…今、稲妻島の本…借りてます…！

ヴァル

本当かそれは…！

スコル

すげぇ偶然だな！

パーカ

稲妻島の本を読んでいたせいで、夢に柴犬が出てきたんですかね…

ヴァル

…そうなのかもしれないな。

パーカ

でも…夢に出てきたのは、研究所のような場所でした。稲妻島の本に書いていたのは和式だったのですが…

ヴァル

…

スコル

ん？もしかして、ここから向かって西にあるのも、研究所じゃなかったか？

パーカ

あ、本当ですね…

ヴァル

…内装が分からない状態で夢を見れるのか…？

スコル

さぁな！でも…正夢だったら面白いな！

ヴァル

…

パーカ

あはは…あまり期待しない方がいいかもしれません…

でも、もしそうだったら…？

面白い、というより自分が恐くなってしまうな…と感じた

ジェミ

…97！

ジェミ

98！

ジェミ

99！

ジェミ

あと半分！

ジェミ

101…

ドン！

リコ

なんか…地響きしたな…

ジェミ

ね〜、しかもドンって音もした！

レオナルド

……あ

リコ

どうしたん？

レオナルド

…ちょっと僕見てきます！

レオナルドは森の奥へと走りだす

ジェミ

え〜？なになに〜？

後を追うジェミ

リコ

ちょ！2人とも〜！

パーカ

ごめんなさい！遅くなりました！

リコ

あぁ！パーカ君ちょうど良いところに！いきなりレオとジェミがすごい音した方へ走り出してん！

パーカ

えぇ！そうなんですか？
気になりますね…

リコ

じゃあ私らも行くか〜

リコは走りだした俺もその後を追う

音がした場所にはエアリーとピースがいた

レオナルド

ピースさん…

エアリー

おぁ！？ガチムチ！ジェミ！いきなりピースが尻もちついて、そっから動かねぇんだよ！

レオナルド

なんのトレーニングしてたんですか…

エアリー

ピースが超絶ガチムチの状態になって相手してもらっていた！

ジェミ

超絶ガチムチ！？

レオナルド

…それはピースさんにとって体に毒ですよ…大丈夫ですか、ピースさん。

ピース

…

レオナルド

…意識はしっかりしている…
…ん？ピースさん足怪我してますね…傷はそんなに深くない。

ジェミ

あたし救急箱取ってくるね！

レオナルド

お願いします！

ジェミは来た道を走って戻る

リコ

…なんかジェミが全力疾走して行ったけど…

リコ

わ！ピースどないしたん！

レオナルド

足を怪我してしまって…先程聞こえてきたのは恐らく尻もちをついた音ですね。

リコ

あらら…だからジェミが全力疾走してたんやね…

パーカ

…………

パーカ

！！

パーカ

ち、血！？！？

リコ

へ…『ち』って何…？パーカ君…

パーカ

…………あ…

パーカ

（俺…なんでこんな言葉知って…）

－－・－－　・－・　－・　・・－－　　－－・－・　・・－　－・　・－

パーカ

…うわぁぁぁぁぁぁ！

目を疑う光景にびっくりし尻もちをつく

パーカ

………あれ…？

リコ

ど、どないしたん…？

レオナルド

もしかして…傷口見るのが苦手なのか…？

パーカ

あ！いや！…その……………

言い返す言葉が見つからずうつむいてしまう…

リコ

…？

レオナルド

…？

ジェミ

救急箱持ってきたよ〜！

レオナルド

あ！ありがとうございます！！

リコ

…あれ！

ジェミの後ろにいくつもの人影が見えた

リコ

ヴァル、スコル、それにリアス！
来たんや！

リアス

えへへ！ピーちゃんが心配で来ちゃった！

パーカ

…

3人の顔を見るため俺は恐る恐る見上げる

・・－－　　－－・－－　・－・　－・　・－－－　　・・－・－　・－－－・　・－・－－　・・－・－　・－・－－　

パーカ

…あぁ………………！

リアス

…パカパカ……？

ヴァル

…お前…

スコル

大丈夫か？具合悪いのか？

リコ

なんか…さっきからこんな感じやねん…

俺はうつむいてしまう…

何だ…この感じ……… 前にもどこかで感じた事がある……

パーカ

…すいません……ちょっと…具合が悪い…です…

スコル

やっぱそうなのか…
それじゃあみんなで一旦家戻るか…！

リコ

そうやな〜心配やし。

レオナルド

立てるか？

レオナルドが俺の腕を掴んで支えてくれる

パーカ

…あぁ……

ジェミ

あたしも支えるよ！

ジェミも反対側を支えてくれた

俺たちは家の方面へと歩き出した

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