芥川 花蓮
スゥ……
芥川龍之介
……(嬉しい)
中島敦
いやぁ、風が気持ちいですね〜!
国木田独歩
そうだな…(風に当たる)
泉鏡花
気持ちいい…(同じく)
??
…………花蓮??
芥川 花蓮
ビクッッ
芥川龍之介
…花蓮?
芥川 花蓮
…どうして…?
芥川 花蓮
どうしてここにいるの…、
お母さん?
母
花蓮?やっぱり花蓮なのね!?
母
嬉しい!こんなところで会えるなんて…!!
芥川龍之介
……
母
こうやって会うのは、7年ぶりかしら!?(手を取る)
芥川 花蓮
触んな!!!
国木田独歩
!
中島敦
花蓮さん…
芥川龍之介
………
母
なんで?感動の再会なのよ?
母
あの日、私のお母さんとお父さんは
母
貴方の実の父親を殺したわ
芥川 花蓮
ッッッ…
中島敦
!?
国木田独歩
…な…
母
なぜ殺したかわかる?
芥川 花蓮
どうせ、、口封じだろ…
母
ハズレよ
芥川 花蓮
金を貰うために…?
母
ええ!あたり!!
母
死亡保険でお金を貰って稼ぐ、それが一番の稼ぎだからね!
中島敦
(狂ってる…!!)
国木田独歩
……
母
そしてね?お母さん、新しい旦那さんができたの
芥川 花蓮
…(どうせろくでもない奴…)
母
花蓮にね、お願いがあるのだけれど…
芥川 花蓮
…言っておくけど、私はやらない
母
あんたに拒否権なんかないわよ
芥川 花蓮
…
芥川龍之介
言うだけ言え
泉鏡花
…
母
花蓮。お金のために、その人と子供を作って欲しいの。
芥川 花蓮
………は?
母
そして、その子供元気に育てて、そして保険に入れて殺して。
母
そして、もちろんお金は私達に全部渡して?
国木田独歩
……は?
芥川 花蓮
……私はやらない
母
そう。、残念
母
なら貴方は、要らない子よ
芥川 花蓮
…もうどうでもいい
芥川 花蓮
あなたに必要とされなくてもいい
母
…
芥川 花蓮
私は、、みんなに必要にされてると思うから…
芥川龍之介
……
母
そうなの?
芥川龍之介
…嗚呼。花蓮は大切な妹だ。
泉鏡花
花蓮さんは私の大切な人
母
…………そう
母
今日はもう行くわ
母
次会ったら、絶対あんたを奪ってやる。
芥川 花蓮
…何回も言う、私はそちらには行かない
芥川龍之介
……
母
またね。花蓮
芥川 花蓮
…………
中島敦
大丈夫ですか?
泉鏡花
大丈夫…?
芥川 花蓮
…大丈夫…
芥川 花蓮
…(まさか、会うとは思わなかった…)
芥川 花蓮
……あれ、そういえば…太宰さんは…
芥川龍之介
…!
国木田独歩
確かに、あれから1時間24分経つが…帰ってこないな…
中島敦
幾ら、近くの川で入水して来ると言っても
中島敦
長すぎますよね…
芥川 花蓮
……
prrrrrrrrrrrrr(電話)
芥川 花蓮
…私の携帯…
芥川 花蓮
ピッッッ
芥川 花蓮
もしもし…
??
あ、お前があいつの言ってた奴、花蓮か?
芥川 花蓮
なぜ私の名を…
芥川 花蓮
ッッッ…まさか…
??
嗚呼、そうだ。
??
俺は、お前と子を作れと言われた。
??
だが、お前は来ないよな…
芥川 花蓮
行くわけがない
??
まぁ、ここまでは予想通りだ
??
「太宰」と奴は知ってるか?
芥川龍之介
…!貴様、太宰さんを知っているのか!
??
嗚呼、俺の隣にいる
??
言うたいことはわかるな…?
芥川 花蓮
…太宰さんを人質にした、制限時間内に来なければ
芥川 花蓮
大宰さんを殺す。とでも?
??
嗚呼。そうだ
芥川 花蓮
……制限時間は?
??
2時間。
芥川 花蓮
場所は?
泉鏡花
花蓮さん…、?
??
××××ってとこ
芥川 花蓮
…もう一度聞く。
芥川 花蓮
私が行かなければ大宰さんはどうなる?
??
勿論、死ぬ
芥川 花蓮
…………
芥川 花蓮
行く。
芥川龍之介
は?!
芥川 花蓮
そこに行く。
??
そう来なくっちゃ〜。
??
じゃあ、待ってるからな
芥川 花蓮
私はあなたと触れ合うために行くのじゃない
??
……なんのために来る
芥川 花蓮
太宰さんを助けて、
芥川 花蓮
私が貴方"達"を殺す
??
はっw頑張れよ〜。
芥川 花蓮
ピッッッ(切る)
芥川龍之介
花蓮……
芥川 花蓮
大丈夫殺しに行くだけ
泉鏡花
私も行く…、
中島敦
鏡花ちゃん…
国木田独歩
…一人で行くのはリスクが高すぎる
国木田独歩
俺達も行こう…
芥川 花蓮
いえ、、大丈夫です
芥川 花蓮
私がただしたいだけなので。
芥川 花蓮
皆さん、お兄ちゃん、
芥川 花蓮
ありがとう。…(行く)
芥川龍之介
待てッッッ!!!
芥川 花蓮
…私の事は助けなくていい
芥川龍之介
…何故だっっっっ!!!(手を掴む)
芥川 花蓮
絶対、太宰さんを救って、生きて帰ると約束するから(微笑)
芥川龍之介
…花蓮…
芥川 花蓮
そして、私が帰ったら、
芥川 花蓮
叱って。褒めて。
芥川龍之介
…(手を離す)
芥川 花蓮
ありがとう。お兄ちゃん
芥川龍之介
嗚呼、。
芥川 花蓮
また…ね。
これが、私の人生が、最後になってもいい
私は、、
逃げないから







