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ゆいちゃんとともきくんくっついて欲しい🥺
私は中学2年生の原田ゆい。
小さな団地に住んでいて、同級生は ほぼみんな保育園からの幼なじみ。
これは私の、ほんの少しあまずっぱい 青春の物語だ。
しおり
ゆい
しおりと私は小学校からの同級生。 でも話すようになったのは中学1年生のとき。しおりは男子と仲が良く、常に元気な女の子だった。
当時、女の子の友達ばかりだった私はしおりがかっこよく見えて、憧れの存在だった。そんな彼女がある時私に声をかけてくれて、仲良くなった。
私はバスケ部、しおりはバレー部に入っていた。
小さな団地なので、どの部活も部員は少なかったが、私たちはお互い部長として頑張っていた。
しおり
ゆい
しおり
しおり
ゆい
そう、当時私は、男バスの部長の 伊藤ともきのことが気になっていた。
彼はバスケ初心者にもかかわらず、1年で先輩を越してレギュラーをとるほど運動神経がよく、頭も良かった。
イケメンな上に優しくて、もちろん女子からの評判も高く、モテモテだった
でも私は1度も彼と話したことがない
男バスと女バスの部長というだけで、 所詮ただの同級生だからだ。
ゆい
しおり
しおりは、小学生の時からサッカー部の大野たくやのことが好きだった。
しおりがたくやのことが好きなのは噂でどんどん広まったが、たくやは今でもなにも反応していない。
私としおりはもちろん、伊藤くんも たくやも同じクラスだった。
後輩A
ゆい
後輩A
後輩B
ゆい
女バスの部員は2年生が3人、1年生が4人の、計7人だけだった。 でもその分、喧嘩とかいじめも一切なくて、みんな仲が良かった。
ゆい
まみ
りこ
ゆい
後輩みんな
みんなで走ってるとき、私は伊藤くんが木の影で座っているのをみつけた。
ゆい
まみ
ゆい
りこ
ゆい
伊藤くんとは話したことがあまりない
だから迷惑かと思ったけど、声をかけずにはいられなかった。
ゆい
伊藤ともき
伊藤ともき
伊藤くんの足には擦り傷ができていた
ゆい
伊藤ともき
ゆい
私は急いで部室から救急バックを取ってきた。
ゆい
ゆい
伊藤ともき
ゆい
伊藤ともき
ゆい
ゆい
伊藤ともき
ゆい
ゆい
彼と少しの時間話せたこと
彼の傷の手当ができたこと
それだけで今日は幸せだった。
伊藤ともき
ゆい
伊藤ともき
ゆい
伊藤ともき
ゆい
伊藤ともき
伊藤ともき
ゆい
伊藤ともき
伊藤ともき
ゆい
伊藤ともき
伊藤ともき
伊藤ともき
ゆい
伊藤ともき
突然の事で驚いた。
彼はしおりみたいな元気な女の子と話すことはあっても、私のような影の薄い人と話すことはない。
気づかってくれたのかな?と申し訳なかったが、正直嬉しかった。
伊藤ともき
ゆい
伊藤ともき
ゆい
伊藤ともき
ゆい
伊藤ともき
ゆい
伊藤ともき
ゆい
ゆい
ゆい
伊藤ともき
ゆい
私は彼のことをよく知らなかったが、 不器用なりの優しさがあって ますます気になり始めた。
大野たくや