翌朝9:16
いつも通りホールに行くと、バーチャルシンガーたちが私を待っていた
ミク?
やぁ、おまたせ
リン?
久しぶりだね
レン?
君が勝ったんだ、すごいね
ルカ?
貴方は人狼の才能があるようね
MEIKO?
初めまして〜、朝比奈くん
KAITO?
初めまして…
まふゆ
…メイコとカイトもいる
まふゆ
どういうこと?私はどうすればいいの
ミク?
このまま帰ることも、一応可能だ
リン?
うん、死にたくないなら、それが1番
レン?
でも、君は条件を聞いたらやるというんじゃないかな
ルカ?
今、このまま帰るかそれとも
MEIKO?
メイコたちと人狼をするか
まふゆ
…そんなの、帰るに決まって
KAITO?
いいの…?
KAITO?
勝てば、仲間を蘇らせることができるのに
まふゆ
…え?
まふゆ
嘘…そんなこと、できるわけ
ミク?
できる
ミク?
1チームにより、1人ずつ
まふゆ
そんなに…?
ミク?
さぁ、どうする
リン?
このまま帰る?
レン?
それとも
ルカ?
ルカたちとやって
MEIKO?
仲間を蘇らせる?
KAITO?
君が死ぬかもしれないのを、忘れないで
ミク?
君が決めてくれ
まふゆ
…やる
まふゆ
みんなを、助けられるなら
リン?
…そのいきだね
レン?
君ならそう言ってくれると信じてた
ルカ?
ふふ、さぁ
MEIKO?
始めましょう
KAITO?
楽しいゲームを
一度自室に戻った私は、ルールブックを手に取った
ルール変更点
役職は完全ランダムとし、役職の種類、数ともに不明となる
人狼陣営は、お互いが仲間だということに気づかない
話し合いで自身の仲間を探し出す以外方法はない
ただし、双子のみお互いの素性を知っている
新たな司会進行は
『豆腐』が担うものとする
まふゆ
…豆腐?
豆腐
何か用かな?
まふゆ
…っ!
まふゆ
え、な…なにこれ
豆腐
セカイという存在がある時点で、私に驚くことはないと思ったのだけど
豆腐
これから司会進行をする豆腐こと
豆腐
『マスター』だ