命の灯火が消えるまで＿＿。

私の名前は望月琴葉 だけど、これはお嬢様から貰った名前

私がお嬢様に「救われた」日に、お嬢様が付けてくださった名前

私も、元々は普通だった‥‥はず”だった

私の本当の名前は『リーナ・フィルム』

私が、まだ「天使」だったころの名前

パパは創造神、ママはパパの側近だって教えられてきた

修行は、いつかママやパパのような神様になれるようにするための物だった

正直、修行はあまり好きじゃなかった

でも、パパやママが一緒にやってくれてたから、楽しかった

私の力は、元々「光を操る」だった

光は、傷を癒し、物を創造することができる

パパもママも、私が一つできると凄く褒めてくれた

一つできなくても、できるまで何回も練習に付き合ってくれた

それに、パパたちは「次元神様」とも親密な関係だった

次元神様は、言わば最高神

人を、物を、星を、世界を創った神様

沢山の神様たちを束ねる、神様の中のリーダー的、そして 絶対的存在だった

そんな神様と仲がいいパパとママは、私の誇りだった

他に姉弟もいなかったから、私にはパパとママしかいなかった

だから、パパとママが大好きだった 心の底から愛していた

でも、これは私が「まだ天使だった」とき

あの日から‥‥私の人生が、全て壊れてしまったあの日から

私は…【闇へと堕ちた】