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🟥「ちゃんと話し合おっか」

そう言って彼は僕の手を取ろうとする

僕はその手を振り払った

🟥「…どうゆうつもり?」

僕は円蝶を睨んだ

円蝶も同じように僕を睨んだ

🟥「来ないなら力ずくで送るけど、いいんだ?」

僕を睨む目力が一層強くなる

🟩「…ご…めん」

円蝶は怖いんだ

生前も今も。

だからその圧に負けてしまった

つい謝ってしまった

着いて行ってしまった

🟥「俺がなんで辺斗くんを死神にしたか分かる?」

火を纏った円蝶はそう問う

🟩「…一緒にいたかったから?」

「…まぁ、半分正解だよ」と言って円蝶は僕に歩み寄ってくる

🟩「や、めっ、」

1歩1歩歩み寄ってくる円蝶に狂気と恐怖を感じてしまう

でも何故か動けない

動揺する暇もなく円蝶は僕の前に立ち、僕の目を覗き込んできた

🟥「君には願い事がある」

「そうだろう?」

🟩「!」

円蝶の声が頭に響く

🟩「なんでお前が知って…!」

◼️「辺斗さんは、願い事とかありますか?」

🟩「…願い事…?」

◼️「はい。誰しも人間には願い事があるんですよ?」

初耳だが…

🟩「えっと、あるにはあります」

◼️「お、なんですか?」

🟩「いや言いませんけど…」

◼️「えー笑」

◼️「まぁでも」

「願い事があるんなら、この神社で賽銭でもしますか」と黒さんは石畳の奥の神社にある賽銭箱を指した

チャリンッ

木箱に硬貨が擦れる音がして、僕はたった一つの願い事を頭の中で唱えた

(猍くんを僕のものにしたい猍くんを僕のものにしたい猍くんを僕のものにしたい)

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