🟩「…猍…」
あれから数年が経った
僕は相変わらず死神で、勿論隣に円蝶もいる
毎日毎日学校に行っては 猍の様子を見ている
🟥「まだ駄目だよ」
🟦「胡くーん!!」
🟨「おはようございあす」
円蝶の言葉の意味。
分かるには分かるのだが何故そう言うのか分からない
🟩「なんでこんなに待たせるんだ…っ」
だってもう猍くんは病院を治して今では学校にさえなんの問題もなく登校してる
もう我慢したくないのに
🟥「絶好のタイミングってのがあるの」
またよく分からないことを…
🟥「もうすぐだからさ…」
🟨「行きましょ猍さん!」
その不気味な雰囲気を壊した声は…確か…胡って言ったっけな
苗字は忘れた
…いや、鬼橋だ
なんだってあいつら…
🟥「…今日だな」
🟩「へ?何が…?」
問う暇もなく円蝶は僕の腕を掴み引いていく
🟩「…あ、そうゆうこと」
🟥「いやー、あの二人が放課後毎日毎日屋上で話し合いしてるとか、運が良いだけじゃ済まされないな?」
何言ってんだ…
あ、猍可愛いなぁ
🟩「はっ」
🟥「ん?」
🟩「なんでもない…」
見惚れちゃってた…あーもうまたかよぉ
🟨「今日話したいことなんですけど」
🟦「ん?どうしたの?」
何を話すのだろう。猍が知る情報、知っている情報は全て聞いておきたい。
🟥「ちょっと、辺斗?」
何…
🟥「今がチャンスだよ」
🟩「え」
🟨「僕の兄、随分昔に死んだの」
🟥「…早く」
何故焦ってるんだ…?
🟦「それは酷いね…なんて言う人なの?」
🟩「別に今じゃなくても」
🟥「成仏しても良いんだな?」
🟩「…分かったよ」
🟦「ーーって…、ウがッ!?」
猍、僕のものになって
僕は力を何倍も振り絞って猍の首を絞めた
🟦「ゥ"アグッ、ッ"か"はぁッ」
🟨「猍さん!!?」
良かった。透けていない
🟥「感謝しろよ」
まぁこれも全部円蝶のおかげではあるんだが
僕はそんなことより
🟩「♡」
猍を殺める事に夢中だった
🟦「な"んッ、?!で、ゥぐ……ッ…、、っ…!!」
🟦「誰、がこ"ん"ッなこ"とっ、((震」
🟦「ぅ………、ぐ…?!…ッ」
喋るのも辛くなってるね
やっぱどんな猍でも可愛いよ
力は次第に強くなっていく
🟩「この感情…なんなんだろうね?♡」
怒り?悲しみ?嫌悪?
愛情?
🟨「…ぁ、…ぅ…ッ」
胡くんは怖いのかな。何も言っていない。
🟥「…胡…」
円蝶がなんか言ってるけど別にいいや
🟦「"だず、げで"っ…!、ッ」
ほんと、ずっと見てても飽きない顔立ち。
綺麗な輪郭で、いい感じに適当なマッシュで。
1番好きなのはやっぱ…目
若干タレ目で綺麗な群青色
まつ毛もばさばさしてるの。愛おしいなぁ
🟩「病院で会話してる時もずっと愛らしかった」
誰にも聞こえやしない声
だからこそ都合がいい
🟦「っ…、、…、、」
🟩「もう死んじゃうね」
🟩「…(((グッ」
🟦「!!?ッ、ッ…ッ、、」
これで僕のものだね
🟩「死んで。」