テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
325
#漫画
ゆろ
29
コメント
1件
うわっ…第10話、すごく胸にくるものがありました。柚希がY.Kに身体を許すシーンも切なかったけど、朝になってひとりで山口さんの名前を繰り返し呼んで泣くところが特に…。無意識に唇に触れる仕草とか、スマホに手を伸ばして止める動作とか、細かい描写が感情をぐっと引き出してきました。なんでそんなに苦しいのに想い続けてしまうんだろうって考えさせられます。この関係の行方がすごく気になります。
ピンポーン……ーーー
ピンポーン……ーーーー
何度も鳴り響くインターホン。
俺は小さく息を吐いた。
山本 柚希
山本 柚希
銀色の鍵をポケットへしまい、
玄関へと向かう。
ガチャ…
ドアを開ければそこには男が一人。
Y.K
俺の返事も待たず、男は部屋へ入っていく。
山本 柚希
ガチャ…
俺は静かに玄関の鍵を閉めた。
そして、男を追うように玄関を後にした。
Y.K
山本 柚希
Y.K
男は俺の手を掴んだ。
山本 柚希
逃げる気はない。
山本 柚希
Y.K
Y.K
山本 柚希
Y.K
Y.K
山本 柚希
山本 柚希
キッと睨みつけては、
俺は男の手を引きベッドへと押し倒した。
Y.K
Y.K
山本 柚希
俺は衣服を脱ぎ捨てる。
山本 柚希
Y.K
Y.K
俺と男の影が重なり、
長い夜が始まったーーーー
カーテンの隙間から朝日が差し込む。
俺はゆっくりと目を開けた。
隣には、もう誰もいない。
山本 柚希
身体は少し重く、ゆっくりと上体を起こした。
山本 柚希
ふと、机の上に置いてあるスマホを見る。
裏向けに置いていたため、画面は見えない。
山本 柚希
無意識に指が唇に触れた。
山本 柚希
山本 柚希
山本 柚希
山本 柚希
山口の声が、耳から離れない。
山本 柚希
山本 柚希
山本 柚希
山本 柚希
机の上に置いているスマホへ手を伸ばす。
山本 柚希
その手はスマホに触れる前に止まった。
そして、手を引っ込め
何も掴んでいない両腕をギュッと抱きしめる。
山本 柚希
名前を呼んでも返事はない。
山本 柚希
一人この部屋で何度も名前を呼ぶ。
山本 柚希
返事のないこの空間に虚しくなる。
山本 柚希
山本 柚希
山本 柚希
涙が溢れ止めたくても止められない。
山本 柚希
山本 柚希
窓の外では、
今日も何事もなかったように朝が始まる。
俺だけが、
その時間に取り残されていた。
山本 柚希
この時間が早く終わってほしい。
そう思ったのは、初めてだった。ーーー
【秘密 ー後編ー】 ー終ー