テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
部屋にいるときは、私からお姉ちゃんに一方的に話すだけ
遥(昔
???(昔
お姉ちゃんが話しているところは見たことがなかった
多分、毎日のコトのストレスでまともに話せなかったんだと思う
・・・・それに、昔の私はお姉ちゃんのことを何も知らなかった
私より2,3くらい年上で、お母さんと父さんの昔の姿を知ってて…
それ以外の・・・名前も、声も、性格も、
何も知らなかった
名前は、私はいつも父さんに呼ばれてたからわかった
だけどお姉ちゃんは、呼ばれることが分かっているみたいに、呼ばれる前に出てたから
お姉ちゃんの名前を呼ばれていた記憶が、私にはなかったから
遥(昔
遥(昔
私はある日、不意にお姉ちゃんにそんなことを聞いていた
???(昔
相変わらずお姉ちゃんは何も言わなかったけど
何故か・・・その時のお姉ちゃんの目は、少し悲しげだった
遥(昔
そんなこと言っても、無駄だってことは分かってたけど…
???(昔
遥(昔
あの一瞬に・・・お姉ちゃんの雰囲気が 少し変わった気がした
遥(昔
その時はそう思ってたけど…
”あの日”から私の人生は…
大きく変わった
それは、唐突に起きた
遥(昔
その日、お姉ちゃんの姿が見当たらなかった
遥(昔
父親
父さんしかいなかったから…父さんに聞くしかなかった
遥(昔
父親
それは‥‥私にとって、一番聞きたくないことだった
父親
遥(昔
父親
父親
遥(昔
それを聞いた瞬間に
私の中で…何かが切れた
遥(昔
私は近くに置かれてたナイフを取った
私はそれを持って、父さんに近づいてった
父親
父親
遥(昔
遥(昔
私はそんなことを呟いていた
遥(昔
父親
そこからは、あんまり覚えてないけど
遥(昔
父さんを刺して刺して刺して…
眼鏡は血がついて見えにくくなって、服は真っ赤に染まった
それでも、父さんが動かなくなるまで刺し続けた
父親
父親
遥(昔
父さんが動かなくなった直後
遥(昔
遥(昔
遥(昔
私は激しく吐血した
遥(昔
遥(昔
私は震える体を押さえつけて、初めて”自分の意志”で外に出た
遥(昔
遥(昔
遥(昔
遥(昔
コメント
1件