瑠璃音
……………
私は、その好きな人を
振り向かせる為なら、
どんな事でもします
瑠璃音
……ふふっ
結城
瑠璃音ちゃーん
瑠璃音
はぁ~い(о´∀`о)
結城
あっ、相変わらず
既読早いね(笑)
瑠璃音
早急に返信します!
( ¯ ꒳¯)ドヤァァァァァ
結城
あらっ可愛い(笑)
瑠璃音
瑠璃音
ふふっ、
可愛いなんて
瑠璃音
そんな事、軽々しく
女性の方に言っちゃ
ダメですよ(っ´ω`c)
結城
軽々しくなんて(笑)
結城
俺は瑠璃音ちゃん
の事ほんとーに
大好きだよ?
瑠璃音
ほんとー、ですか(笑)
結城
あっ、ごめんごめん
俺そーゆう喋り方
してるから(笑)
瑠璃音
貴方が俗に言う、
チャラ男という
方なのでしょうね
結城
うっ、否定
出来ない(笑)
瑠璃音
でしょう?(^v^)
結城
でも、可愛いは
よく女子にも
言うけどさ、
結城
大好きは瑠璃音
ちゃんにしか
言ってないよ?
瑠璃音
瑠璃音
…それは、
本当ですか?
結城
うん、ほんと
結城
俺さ、似た者同士の
ギャル系の子も
タイプだし絡むけど
結城
やっぱ付き合うなら
絶対瑠璃音ちゃん
みたいな敬語系っしょ
結城
瑠璃音ちゃん
めっちゃ可愛いし
瑠璃音
瑠璃音
瑠璃音
…一つ、聞いても
よろしいですか?
結城
うん、いいよ
結城
そんで何?
瑠璃音
瑠璃音
貴方は、もし
私がお付き合いを
お願いした場合
瑠璃音
それを了承し、
私を恋人にして
くれますか?
結城
結城
……わお
結城
えっそれって
ガチ告白?
瑠璃音
はい、本来
メールでしたく
無かったのですが
瑠璃音
私からの、
愛の気持ちです
瑠璃音
受け入れるか
突き放すかは…
貴方次第ですが
結城
瑠璃音
…あの、私
瑠璃音
瑠璃音
貴方の為に、
大変努力して来た
つもりです。
結城
結城
まぁ、確かに
気の利くいい子
だとは思うよ
結城
瑠璃音ちゃんの
格好って確か、
結城
俺の好みに
合わせてるん
だっけ?
瑠璃音
その通りです
瑠璃音
以前は清楚な物を
好んでいましたが、
今ではポップな物を
主に着ています
瑠璃音
貴方が近付き
やすいように
結城
後、ノリも何か
良くなってった
って聞いた
結城
俺に合わせて
キャラまで変えて
くれたんだね
瑠璃音
‥貴方の様に、
明るい人には
なれません
瑠璃音
ですが、せめて
社交的になって
貴方と…
結城
健気なんだねぇ…
瑠璃音
ですが
結城
ん?
瑠璃音
瑠璃音
いくら私が
変わろうとも
結城
結城
…何か変じゃない?
大丈夫?
瑠璃音
生温い方法では、
貴方と一緒になる
事は叶いません。
結城
えっ??
瑠璃音
お断りするのなら
それでもいいです
瑠璃音
何がどうなるかは
結城
何??どうしたの??
瑠璃音
瑠璃音
なんてね。(笑)
結城
結城
えっ?
結城
大丈夫なの?
瑠璃音
吃驚しましたか?
結城
いやいや、
結城
ビックリも何も
この世の物じゃない
気迫が迫ってきた
んだけど!?
瑠璃音
迫真の演技です
( -ω- ´)フッ
瑠璃音
まんまと
騙されてくれ
ましたか(笑)
瑠璃音
…それではまた
結城
えぇ…(困惑)
めっちゃ真剣に考え
ちゃったじゃん…
瑠璃音
……ふぅ
瑠璃音
今日もあの人と
会話出来ました。
瑠璃音
…そして遂に
思いを告げました
瑠璃音
…さぁ、ここから
始めなければ。
瑠璃音
…生温い方法では
手に入らないの
ですからね。
瑠璃音
あの人が悲しむ
事があっても…
瑠璃音
大丈夫、私が
精一杯慰めます
瑠璃音
だから。
瑠璃音
瑠璃音
瑠璃音
悪い虫には、
きちんと消えて
貰わないとね♡
奈瑠美
ちょ、待てしw w w
凛々花
言い過ぎだよww
結城
事実じゃねw w w
瑠璃音
……………
瑠璃音
瑠璃音
…全部、排除して
差し上げますから
瑠璃音
凛々花
……ぁーっ…
凛々花
疲…れたぁ…
瑠璃音
瑠璃音
…お疲れ様です。
凛々花
ふぁ!?
凛々花
凛々花
っあ、何だ、
瑠璃音ちゃんか…
凛々花
ビックリしたよ〜…
瑠璃音
はい、急に
声を掛けてしまい
すみませんでした
瑠璃音
あの…忘れ物です
凛々花
あっ、あぁ!
何か届けて
くれたの?
凛々花
ありがとー
凛々花
て言うか何か
落としたっけ?(笑)
瑠璃音
瑠璃音
…ふふっ
瑠璃音
なんて事を。
瑠璃音
当たり前の物を
忘れていますよ
凛々花
えっ??(笑)
マジで何何??
瑠璃音
それはですね
瑠璃音
自分の身の程に
合った人との
交わりですよ。
凛々花
…えっ?……
困惑の言葉を放つ刹那
理解が追い付かないのは
その言葉の意図だけでは無い
瑠璃音
この状況の意味すら
分からないのですね
優しく大人しい口調に
信じられないまでの
冷酷さが帯びている
瑠璃音
それでは…
凛々花
…っあ…ァあッ…ぅ
凛々花
ゥアッああ…‼‼
瑠璃音
瑠璃音
…さようなら
瑠璃音
邪魔な虫を
始末するのです
瑠璃音
…二人だけに
なったなら。
瑠璃音
瑠璃音
私だけを愛すように
魔法をかけるのです。
…こうやって、
幾多の命が奪われた
時に引き離すだけの時も
あったがやはり、流れた血は
決して少なくはなかった
その残虐な犯人はいつまでも
特定出来ないまま──────
勿論、次々と散りゆく知人に
結城が深く重い悲しみと恐怖を
負う事になったのは言うまでもない
瑠璃音
大丈夫です、
貴方は私が
守りますから
結城
…うん、ありがと…
結城
結城
…ほんとに、
いつも慰めてくれて
…ありがとう
結城
瑠璃音ちゃん…
瑠璃音
こんな惨い恐怖に
侵されている貴方を
放っておける訳
ないでしょう?
瑠璃音
だから、大丈夫です
瑠璃音
瑠璃音
…よしよし…
瑠璃音
どうか、気を
確かに持って下さい
瑠璃音
私がこうやって
傍にいる限り、
貴方は安全です
瑠璃音
ほら、暖かい
でしょう?
結城
結城
……うん……凄い…
結城
瑠璃音ちゃんと
いると、安心する
瑠璃音
当たり前です!
瑠璃音
誰よりも、
貴方をお慕いし
守っているの
ですからっ…
瑠璃音
瑠璃音
瑠璃音
…不運な事故や
物騒な事が起き
瑠璃音
沢山の知人方が
いなくなり
瑠璃音
貴方は恐怖に
震えるしかない
のでしょう…
瑠璃音
可哀想に。
瑠璃音
瑠璃音
…あっ、そうだ
瑠璃音
今日もお弁当、
作って来ましたよ
瑠璃音
デザートも勿論
あります!((✧σωσ)
瑠璃音
貴方の大好物ですよ
結城
瑠璃音ちゃん…
結城
ほんとに、ほんとに
結城
ありがとう…っ
瑠璃音
瑠璃音
ふふふっ…
瑠璃音
大好きですよ…
結城
……ん?
結城
今、何か言った?
瑠璃音
いえ?…では
召し上がれ♪
結城
うん、頂きまーす…♪
瑠璃音
瑠璃音
…ふふっ
瑠璃音
血塗れた愛を抱く
瑠璃音の微笑みには
静かに悪魔が宿っていた