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杏堂〇〇
杏堂〇〇
杏堂〇〇
安心したからかずっと怒りながら文句を云い続ける 中也を宥めて通話を切る。
杏堂〇〇
着信履歴を見てみれば中也や太宰からも 大量のメールが来ていた。
携帯画面から顔を上げ、皆の方を見れば 樋口ちゃんと立原君が唖然としていた。
杏堂〇〇
樋口一葉
杏堂〇〇
立原道造
杏堂〇〇
樋口一葉
立原道造
突然大声を出す二人。
杏堂〇〇
立原道造
樋口一葉
目を真ん丸にして驚いている。
其の二人を見もせず煙草に火をつける広津さん。
広津柳浪
立原道造
樋口一葉
𓂃◌𓈒𓐍
杏堂〇〇
バーを出て皆と別れる。
もうすっかり夜も更けてきて駅前でも人通りは疎らだ。
太宰からのメールに返信しながら歩くが 既読が着いてから返信が来ない。
あれだけ馬鹿みたいに沢山連絡してきた癖に 此方が返せば既読スルーかよ畜生。
なんて心の中で愚痴りながら歩く。
既読が着いたって事は未だ寝てないし、 何時もならお説教とか電話が来る筈。
モヤモヤした気持ちで帰路を歩いていると
??
杏堂〇〇
横から突然何者かに腕を引っ張られて 路地裏に連れ込まれてしまった。
杏堂〇〇
直ぐに体制を整えて蹴りを入れようとするが 後ろから抱き着かれ身動きが取れなくなる。
異能を発動する為に服を捲ろうとすると
??
杏堂〇〇
耳元で聞き慣れた声がして動きを止め、顔を上げる。
杏堂〇〇
何と私を路地裏まで連れ去ったのは 先刻まで私を悩ませていた張本人、太宰だった。
安心して太宰の方へ向き合おうとすれば 抱き締める力を強められてしまう。
太宰治
太宰治
溜息を漏らしながら安心した様に話す。
後ろから抱き締められている為、 声や吐息を耳の直ぐ近くで感じる。
杏堂〇〇
杏堂〇〇
太宰治
太宰治
太宰治
太宰治
悲しそうな声で擦り寄ってくる太宰。
一日既読を着けないのはやり過ぎたかなと 反省して、何も言い返す事は出来なかった。