佐久間side
佐久間大介
自分でもびっくりするくらい すんなりと言葉がでた
阿部くん本人は想像通りの反応をしていて
すごくびっくりしている
阿部亮平
佐久間大介
そう言って阿部くんは胸のあたりを 押さえている
佐久間大介
俺が聞いても苦しそうにして なにも答えてくれない
じきに本当に心配になってきて
佐久間大介
佐久間大介
そう言って背中に手を置こうとした時
阿部亮平
手をはらわれた
まるで
“触るな”
とでも言うように
阿部亮平
やっぱり気持ち悪いって思ったのかな
佐久間大介
阿部亮平
佐久間大介
逃げられた
流石にショックで
しばらくそこから動けなかった
ごめんね
阿部くん
こんなふうに嫌がられるなら
佐久間大介
阿部side
阿部亮平
逃げちゃった
心配してくれたのに
勇気を出して気持ちを伝えてくれたのに
手を差し伸べてくれたのに
俺は振り払った
阿部亮平
キーンコーン
授業の始まりのチャイムがなる
でも戻ったら
俺の席の前には佐久間くんがいる
その佐久間くんの
傷ついてる顔を
悲しんでる顔を
見るのが怖い
阿部亮平
阿部亮平
俺は教室には戻らず
屋上にむかった
それが俺にとって
初めてのズル休みだった
佐久間side
あのあと、阿部くんは戻ってこなかった
阿部くんがいなくてもなにも言わない
そんな生活が普通になっているのに 怒りを覚えた
でも、そうさせたのは俺のせい
阿部くんは俺がいない間
1人でこの教室にいたんだよな……
誰も助けてくれなくて
どうすることも出来なくて
ただただ我慢してたんだよな
……
俺が悪い
だからこそ、これからは俺は阿部くんを守らなきゃ
先生
佐久間大介
深澤辰哉
すごい勢いで扉を開け 息を切らしながら入ってきたのは
深澤くんだった
先生
先生
深澤辰哉
え
なんで阿部くん?
先生
先生
生徒1
生徒2
佐久間大介
深澤辰哉
生徒2
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
先生
深澤辰哉
先生
深澤辰哉
深澤辰哉
言いたかったことを
深澤くんが全部言ってくれた
佐久間大介
深澤辰哉
深澤辰哉
佐久間大介
深澤辰哉
佐久間大介
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
阿部くんが泣いてた?
それってやっぱり…
深澤辰哉
佐久間大介
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤くんは阿部くんのことが
好きだから、言うのは気がひけるけど
佐久間大介
深澤辰哉
佐久間大介
深澤辰哉
佐久間大介
佐久間大介
深澤辰哉
佐久間大介
深澤辰哉
佐久間大介
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
やっぱりモテるよね
わかってたつもりだけど
好きなひとのそういう話聞くのは やっぱりきついよな
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
そう真顔で深澤くんは言った
それを聞いても 俺は別に悪いやつとは思わなかった
俺が深澤くんの立場だったら
多分同じことを思うから
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
そりゃそうだよな
おれが今行っても、気まずくなるだけだ
佐久間大介
佐久間大介
ニコッと笑って、歩いていく深澤くん
かと思えば、立ち止まって振り返った
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
どこまで真っ直ぐで
かっこいいんだろう
佐久間大介
深澤辰哉
初めてのライバル
ライバルなんて、よくないことなのに
なんでだろう
ちょっと嬉しいんだよな
でも、初めてのライバルが
深澤くんでよかったな
…
後で、ちゃんと阿部くんと話さないとな
ちょっとにやけながら
俺は、大嫌いなクラスに戻った
コメント
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私がこのクラスに転校したらまずSnowManがいる事に発狂してその後いじめられてることが発覚したらうちは多分いじめてる奴ら全員張り倒すと思うって言うか張り倒して○す!