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コメント
1件
面白かったです! 続きも待ってます!
どうも皆さん,成瀬です
三年に上がり,一年生も部活に慣れてきたなと思う今日この頃。
スパイク練習をしている部員達を横目に私はドリンクを作っています
シャカシャカシャカ
成瀬
成瀬
なんだなんだと振り返ると、そこにはいつも眠たそうな彼が立っていた
成瀬
国見
成瀬
成瀬
テープとハサミを持って戻って行けば、国見は壁に背を預けてボーっとコートの方を眺めていた
成瀬
国見の前にしゃがんで手早くテーピングをしていく
成瀬
国見
彼のよそよそしい態度に私は思わず苦笑をこぼした
まあこいつは進んで仲良しこよしするタイプじゃないからな。
成瀬
国見
成瀬
国見と私は中学の時,一年間だけだけど一緒の部活にいた
私もこいつも進んで誰かと関わりを持とうとしなかった
だから国見と私はほぼ初対面状態なわけ
成瀬
国見
成瀬
そう言って背中を軽く叩いてから道具を片付けようと背を向ける
______が、
国見
再度後ろから聞こえた遠慮がちな声に、何事かと振り返った
成瀬
国見
はい?
国見
成瀬
国見
国見ってこんな歯切れの悪い言い方する子だったっけ?
とりあえず私は首を傾げながら口を開いた
成瀬
成瀬
私が呆れ気味に笑いながらそう言うと,国見は驚いたように目を見開いた。
成瀬
パンパンと手を叩いて言うと,国見は軽くお辞儀をしてコートに戻って行った
成瀬
持っていたテープを人差し指でくるりと回しながら,私は再びドリンク作りに向かった
国見
𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩♡×250