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めっちゃ泣いた(இ௰இ`。)˚‧º·(´ฅωฅ`)‧º·˚シクシク
嬉しいです!次も頑張ります~
凄い感動しました!
天月side
………言ってしまった。
まふ君の顔を見るのが、怖かった。
天月―あまつき―
僕は自分の手元を見たまま、喋った。
天月―あまつき―
天月―あまつき―
天月―あまつき―
天月―あまつき―
僕は、顔を上げた。
天月―あまつき―
まふ君は、全ての感情が抜け落ちたような、顔していた。
天月―あまつき―
まふ君は、虚ろな目で僕の方を見た。
天月―あまつき―
まふまふ
まふ君は、僕の袖を引っ張った。
天月―あまつき―
まふまふ
まふまふ
天月―あまつき―
僕達は、そらるさんの病室の前に来た。
まふまふ
まふまふ
取っ手にかけたまふ君の指先は、 カタカタと細かく震えていた。
天月―あまつき―
まふまふ
まふ君は、ぎゅっと目をつむって 勢いよくドアを開けた。
ガラガラッ
まふまふ
まふまふ
まふ君の声が、震えてる。辛いんだ。
でも、まふ君は多分、我慢してる。
僕が居るから。
まふ君は、弱い所は人に見せない。
まふ君は、いつもそうだから。
天月―あまつき―
天月―あまつき―
まふまふ
天月―あまつき―
天月―あまつき―
まふまふ
天月―あまつき―
ガラガラッ……パタンッ
ドアを閉めた途端、まふ君が泣き叫ぶ声が聞こえた。
天月―あまつき―
目が熱くなって、涙が出てきた。
天月―あまつき―
天月―あまつき―
天月―あまつき―
まふ君に僕の声が聞こえないように、
僕にまふ君の声が聞こえないように、
僕は急いでドアから離れた。