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燭台切光忠

昨日お願いした手入れの件だけど、僕まだやらないといけないことがあるんだ

柘榴

うん。大丈夫だよ?私待ってるし

燭台切光忠

そう言ってもらえると助かるよ

そう言って光忠と歌仙は洗い物の続きを始めた。私は邪魔にならないように台所を後にした。

柘榴

今日は快晴だなぁ

五虎退

主様!

私は中庭に出てみた。すると五虎退の声が聞こえて振り返ると粟田口の皆と蛍丸が居た。

秋田藤四郎

あの、今からみんなで鬼ごっこをするんですけど、主君も一緒にどうですか?

柘榴

鬼ごっこ?やるやる!

五虎退

主様と鬼ごっこができるなんて嬉しいです!

前田藤四郎

こうして遊ぶのは久しぶりですね

蛍丸

そうだね

柘榴

ほたるん!

私は思わず蛍丸を抱きしめた

蛍丸

く、苦しいよ

柘榴

ほたるん今日も可愛いよ

平野藤四郎

あ、主様、蛍丸様が潰れてます

柘榴

あ、ごめんほたるん!

蛍丸

主だから許す!

乱藤四郎

早速遊ぼうよ

柘榴

そうだね!

厚藤四郎

誰が鬼やる?

柘榴

あ、私がやるよ!

前田藤四郎

いいんですか?

柘榴

もちろん!じゃあ十秒数えるから逃げてね~。い~ち、に~い、、、、、、、

私のカウントに一斉に逃げ出すみんな。短刀は機動が早いから屋根の上から奇襲をかけたほうがいいかもしれない。

柘榴

きゅ~う、じゅう!よし!みんなどこ行ったんだろう

柘榴

まず屋根に上ろうかな。そっからみんな捕まえちゃおう!

そう言って走り出す。すると庭の真ん中辺りで落とし穴に落ちた。

柘榴

いったぁ。なんでこんなとこに落とし穴があるの?

おお、見事に落ちたなぁ

頭上から声がしたので見上げると、全体的に白い鶴みたいな感じの儚げなイケメンが見下ろしていた。

柘榴

あ、そこの白い人!助けて!

助けてやったらつまらないだろ?

柘榴

?この落とし穴を掘ったのは貴方?

そうだ。あ、俺は用事があったんだ。じゃあな

どうやら私を助けたくないらしい。にしても、正直な人だな、審神者の質問に答えるなんて。あの人って顔面的にレア太刀の人かな。

柘榴

どうしようかなぁ。上がれないこともないけど人間の技じゃないよね

さっきまで楽しそうだったのに、、、急に静かになった

その子は久々に聞いた楽しそうな声に庭を眺めていたが、急に聞こえなくなり不思議に思って怪我を負った身で庭まで出て来ていた。

、、、いない。ん?なんだか声がする

その子は柘榴の落ちた落とし穴を覗き込んだ

誰かいるの?

柘榴

?いるよ!ここから出してっ!

僕に助けられるかな

不安げにこちらを見ながら小さな手を一生懸命伸ばしてくれるその子。こんなに小さい子がまだいたのね。だが私とその子の手が触れた時、男の子が顔をゆがめた。

っ!

柘榴

⁉大丈夫?!って、わっ

私は心配になり手を話そうと思ったが、手を話す前に男の子がこちらに落ちてきてしまった。咄嗟に抱きかかえることはできたが痛いだろう。ふとその子を見ると重傷だった。

柘榴

だ、大丈夫?

っ、い、、、たい

柘榴

手入れ、してもいい?

大丈夫ではなさそうなので手入れしてもいいかと問うとこくりと頷いてくれた

柘榴

ありがとう。ちょっと、ごめんね?

そう言ってから、私は優しくキスをして手入れを始める。するとみるみる傷が治っていき、すぐに完治した。

柘榴

良かった。大丈夫?

痛くない…どうして

男の子は不思議そうに首をかしげている。そこで私は気がついた。この子、蛍丸よりも小さい。

柘榴

手入れしたんだよ?本当に、治ってくれてよかった、、、さっきは助けようとしてくれてありがとう。私の名前は夜宮柘榴、この本丸の、新しい主だよ。君の名前は?

僕の名前は…小夜左文字

柘榴

小夜ちゃんね!さっきは痛いのに巻き込んじゃってごめんね?

別に…治してもらったから

柘榴

小夜ちゃんかわいい!出会えてよかった!

小夜左文字

あなたは、温かい

柘榴

ありがとう

小夜左文字

貴方は、復讐したい相手はいる?

柘榴

今は…真っ白の鶴みたいな人かな
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