稲世ラム
左下半身に毒液を受け、
何とか受け身をとって 地面に転がり落ちる。
ジューッと音を立てて スーツを貫通した毒が肌を焼いた。
斑鳩亮
稲世ラム
稲世ラム
稲世ラム
小此木このみ
小此木このみ
稲世ラム
小此木このみ
稲世ラム
稲世ラム
稲世ラム
小此木このみ
戦 力 全 開 放 9 1 %
小此木このみ
小此木このみ
稲世ラム
左半身が痺れてきてる。
体が熱いのは毒のせいか、 アドレナリンか。
残った右足に力を入れると 地面が割れる。
稲世ラム
宙に舞いハンマーを穿つと、
怪獣の全身が核ごと弾けて 肉片と血の雨が降りしきった。
斑鳩亮
斑鳩亮
小此木このみ
小此木このみ
小此木さんの声が 耳に響く。
その場に倒れ込むと、 隊員達が駆け寄ってきた。
稲世ラム
咳をした口元に手を当てると べっとりと血が付いた。
保科宗四郎
稲世ラム
保科宗四郎
保科さんに抱き上げられて 肩を揺すられる。
けど身体のだるさと 瞼の重さに負けてしまい、
私は意識を手放した。
稲世ラム
次に目が覚めた時には 機械的な天井が目に入った。
口には酸素マスクが付けられ、 左足には管が繋がっている。
保科宗四郎
稲世ラム
稲世ラム
保科宗四郎
保科宗四郎
稲世ラム
稲世ラム
保科宗四郎
保科宗四郎
稲世ラム
稲世ラム
まだ痺れている左手を 握っては開いてと繰り返す。
保科さんはその手を 自身の両手で包んで額に寄せた。
保科宗四郎
保科宗四郎
聞いたこともないような 苦しそうな声。
私は包まれた左手で 保科さんの手を握り返した。
稲世ラム
稲世ラム
稲世ラム
稲世ラム
私がそう言うと、 保科さんは瞳を見開いた。
コメント
2件
ラムちゃんの緊急事態にすぐ駆けつけてくれる保科副隊長は漢の中の漢なんです🫶🏻️❤️🔥
保科副隊長は「僕がおったのに」と言っていますが、正確には違う部隊で他の区域で戦闘していたのでなんっにも悪くありません🙅🏻♀️最後はラムちゃんのバイタル異常を聞いて駆けつけてくれました☝🏻