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青
街の子供
街の人
街の子供
街の子供
街の人
街の人
街の人
街の人
街の人
街の子供
青
賑やかだ
いつもより人が多い
そしてみんな同じ所へ向かっている
桃
青
気づいたら目の前に国宝級の顔面が
僕は反射的に後ろに下がる
桃
桃
青
桃
桃
青
桃
青
君に引かれた右手を見る
人に当たらないよう前を見るけど どうしても視界に入って
強く握られた右手に視線が移動する
青
途端に顔が熱くなるのを自覚する
あぁ僕今絶対変な顔
青
桃
桃
青
桃
桃
青
桃
青
意味の無い 内容のない会話かもしれないけど
自然と笑みがこぼれる
それは多分相手が君だから
街の人
街の人
街の人
白間の門が開いた瞬間 周りはいっせいにざわつき始めた
青
僕もそちらに目を向ける
さっきまでの笑みは消えている
それはこれから起こることを 知っているから
桃
青
こんなに五月蝿い中でも君の声は 綺麗に聞き取れる
本当に優秀な体
桃
桃
青
君があまりにも僕に甘いから さっきまでの緊張感が解けて少し笑う
青
青
青
桃
ほんと、君はどこまでも優しいね
青
青
桃
そんな弱気でどうするの最年長
もっとシャキッとしてよね〜笑
いま僕の前には 見慣れた顔の女性が居る
街の人が指を指している所にいる
サラサラだった髪の毛は 少し絡まっていて
いつもニコニコしていたのに 今は死んだような顔をしている
全てを諦めたような
青
青
桃
桃
少しだけ
すこしだけ思い出してしまった
過去の記憶 最後の僕の姿を
石や卵…色んなものを投げなれた
ある事ないこと 色んな暴言を吐かれた
何度叫んでも 誰も耳を貸してくれなかった
大切な人には裏切られ、奪われ
今の姫と過去の僕は似ても似つかない
あの時僕は最後に抗った
認めるも何も 何もしてなかったんだから
何も悪くなかったんだから
静かに民衆の罵倒を受けている姫
青
桃
違う
僕が望んでいた形じゃない
青
桃
確かに最初は復讐してやろうと 思っていた
過去に僕らを引き裂いたのも 王様の命令ではなく 姫の願いだったようだし これでいいと思っていた
でもなんか違う
青
桃
桃
桃
桃
青
青
青
桃くんの手を解いてまた近づく
この人生では復讐は諦めて 関わらないようにした
そしたら不思議なくない皆は 僕を離してくれなかった
それでも僕は頑張って離れたのに
また姫は僕の邪魔をしてきた
でも、殺すのは違う
青
同じじゃない
だって僕は無罪で あっちは有罪なんだから
でも同じ方法なのが嫌だった
きっと今、 姫を僕と同じ方法で殺したら 僕はこれから悪夢に うなされるかもしれない
なんてテキトーな理由を並べて
青
本当はどうでもよかったんだ
王様
青
一気にざわめきが引く
王様
青
今度はちゃんと伝わるように
青
街の人
街の人
街の人
街の人
青
本当変わらないね君たちは
王様
王様
王様
王様
知ってるよ
なんなら前世から
でもね
青
桃
桃
青
王様
姫
青
姫
王様
青
姫
王様
青
青
青
青
それっぽいことを言っただけ
ただ吐きそうなんだ
本当はちっとも思ってない
ただこの街の空気が嫌なんだ
あの時と同じ
『地獄に落ちろッ!!』
そうだよ
死んだら地獄に行くなんて 誰も分からないじゃない
なら生きていくほうがよっぽど 辛いでしょ
青
僕は静かに台に登って 姫の目の前に行く
姫
青
姫
青
青
青
青
青
青
王様
青
桃
あぁ僕今きっと可愛くない
嫌な奴の考えしてる
青
王様
青
青
姫
姫
青
青
青
青
街の人
街の人
青
何言ってるの、この人達
青
青
青
王様
王様
青
桃
青
青
午前に姫の剥奪があり
今はそれから1時間位たった
ブラブラと街を歩いていたけど 街の人が集まるもんだから 人気のないこの場所に来た
桃
桃
桃
桃
桃
青
桃
桃
桃
青
桃
青
桃
青
青
桃
桃
桃
桃
桃
青
青
青
桃
桃
桃
青
青
桃
桃
桃
桃
青
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃
青
君に引かれること覚悟してたのに
ズルすぎる
確かにこの世界は生きづらいね
それは前世でも今世でも よく分かってる
誰か大切な人をつくるってことは 傷つく可能性ができるってこと
でもそれ以上に
青
桃
青
青
桃
桃
嬉しいが増えるってこと
1人は寂しい
分かってたはずなのに 裏切られることが 怖くて見ないふりをした
これで当たっているかは分からない
だってこれからは本当に未知の世界
だけど今の僕にとって これ以上ない選択肢だったんだ
青
桃
桃
この選択は間違ってないと思うんだ
僕はこれから幸せになるよ
だから
僕はもう間違えない