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11 - 第8話 祖国万歳🇯🇵※旧国注意🇯🇵☀️⚓️✈️

♥

5

2025年08月17日

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日本家:リビング

一通り話が終わりれいは疑問に思ったことを問いかけた

れい

あ、あの

日帝(陸)

如何なさいましたか、れい様?

れい

…………その、「れい様」っていう呼び方はやめていただけませんでしょうか?

日帝(陸)

!?

!?

!?

れい

私はごく普通の日本人で、一般人です
だから、普通に呼び捨てで構いませんよ

日帝(陸)

それは、無理な願いです。私達にとって、ヒューマン様は神的存在。神秘的な存在の方を、ましてや呼び捨てなどもってのほかです。

れい

か、神って……ぁ…!

れいはふと何かを察した

祖母と祖父の話しを思い出し

れい

『そいえば、昔は天皇陛下は神様だと考えてたって聞いたことあるな……もしかして、その名残的な感じで、この世界ではヒューマン=神様って意味なのかな…?』

れい

……でも

日帝(陸)

れい

それでも、私は神様でも仏でもありません!

れいははっきりと日帝に言った

日帝(陸)

なっ!?

れい

確かに、私はこの世界では珍しい存在かもしれません。でも、私はただの1人の一般人です!なんにも力も無いただの人間です!その証拠に、この世界に迷い込んで知らない人達(?)に追いかけられて、挙句の果てには靴擦れが悪化しました!日本さんに出会って、本当に助かりました!私にとって日本さんは命の恩人です!

れいは自分の気持ちをはっきりと日帝にまっすぐ伝えた

日本

そ、そんな!命の恩人なんて!?わ、私はただ、れいさんが困っていたので力になりたいと無我夢中でしただけですよ!(アタフタアタフタ)

れい

それでも、まったく見た目も違う他人に手を差し伸べる事は、凄いことですよ!だから、日本さんも誇りに思ってください!

れいは日本に心から嬉しそうに笑って言った

日本

にゃぽん

日帝(陸)

ドキッ

日本家 れいに即堕ちした瞬間だった

そして、れいは日帝の方を向き

日帝(陸)

!?

れい

これでも、私をまだ「神の存在」と言いますか?

改めて日帝に問いかけた

日帝(陸)

……………………………………………………………………………………………………………………っ〜〜……………………………わかりました。貴女の言い分をお聞きしましょう……

かなり頭を悩ませ、れいの言葉に反論はなく、渋々了承した

あの日帝が会話で折れた……

今から天候が雨嵐になるぞ…

日帝(陸)

2人とも、刀の稽古が必要みたいですね?

にっこりと笑う日帝

私は何も言ってないぞ

僕はただ天候が気になっただけだぞー

日帝(陸)

ご、ゴホン!
で、では、私達は何とお呼びすればいいのですか?

れい

え?いや、普通に呼び捨てで構いませんよ

日帝(陸)

それはいくらなんでも出来ません!!!!!

れい

じゃあせめて、様呼び以外でお好きなように呼んでください

では、私はれいさんと呼ばせていただきます。改めまして、よろしくお願いいたします。

あ!じゃあ僕は、れいちゃんと呼ぶね!よろしく、れいちゃん!

れい

はい、よろしくお願いします!海さん、空さん!

日帝(陸)

お前たち……

れい

日帝さん。私は日帝さん達よりも全然歳も下なんです。ですから、遠慮せず呼び捨てでも構わないですよ

日帝(陸)

し、しかし…………

れい

…………じゃあ、私からお願いです。呼び捨てで呼んでください。お願いします!

日帝(陸)

はぁっ!?……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………ッ…………………………れ、………………れ、い………………………………

れい

はい、日帝さん。よろしくお願いします。

深々とお辞儀をして日帝にニコッと笑い

日帝(陸)

う、うむ……

どうしたもんかと日帝は軽くほほをかき

日本

す、凄いなれいさん……あの父さんから許しを得るなんて……

にゃぽん

〜〜やっぱれいちゃんすごいねー!お父さんを論破するなんてー!

にゃぽんはれいに抱きつき

れい

わっ!ろ、論破って、私はただ思ったことを言っただけで……

ぐぅ〜〜〜〜〜

日本

日帝(陸)

にゃぽん

…え?!にゃぽんじゃないよ!!

日本

…………もしかして……れい、さん?

れい

…………き、昨日の夜から何も食べてないです…………

赤面し恥ずかしそうにごにょごにょと言い

日本

み、皆さん!朝ご飯にしましょう!丁度僕も食べたいな〜と思ってたんですよ〜!!!!!

にゃぽん

ああぁああたしもー!お腹すいたなー!!!!!

日帝(陸)

あ、ああぁ!そうだなー!わたしも朝メシ食べたかったんだよなー!!!!!

あああ!丁度お腹すいたから準備しようと思ってたんだよねー!!!!!

ああぁあ!ぼくもぼくもー!!!!!

れい

やめてください皆さんっ!!余計に恥ずかしいですからっ!!

日本家:居間

リビングから一転して和室にテーブルが置かれた部屋

そこにれいと日本家がテーブルを囲い各々が座る、テーブルにはご飯と味噌汁と漬物が置かれ、いわゆる日本食が人数分置かれた

れい

……

れいは日本食を見て目をキラキラさせた

日本

れ、れいさん、足、大丈夫ですか?

れい

え?!あぁ!大丈夫ですよ!ただの靴擦れですからそんな気にする程じゃないですよ

日本

そうですか

日帝(陸)

……申し訳ない。来客の予定もなかったもので、このような物しかお出しできなくて……

れい

そんなことないです!!とっても美味しそうです!

日帝(陸)

そ、そうか……それなら良かった

にゃぽん

お腹空いたー!早く食べよ!

日帝(陸)

あ、あぁ。では

全員手を合わせて

いただきます!

日本達はれいを見て

日本家

『手も合わせていただきますも言うんだ〜……』

まだれいを神的存在としてみているようだ

れい

……(ぱく、もぐもぐもぐ)

ぱく、もぐもぐもぐ

ぱく、もぐもぐもぐ

ぱく、もぐもぐもぐ

れいは黙々と食べていた、それも、美味しそうな顔で食べてた

日本

『す、すごい黙々と食べてる……あぁこれだけでも僕は白飯3杯いける!尊すぎる!』

にゃぽん

『れいちゃん美味しそうに食べてるのまじ可愛いー!』

『テーブルマナーがしっかりしてる。いい子なんだろうな』

『そんなにがっついて美味そうに食べる子いいな〜』

日帝(陸)

『よっぽど腹を空かしてたんだな…日本食が合って良かった……』

それぞれ各々想ってる中、れいはというと

れい

『朝誰かにご飯作ってもらって誰かと一緒に食べたのいつぶりだろう……美味しいし心も満たされる……』

日本人で良かった!

……とりあえず改めて祖国に感謝してました

to be continued

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