その日の晩のことだった
(背景昼だけど許して)
涼宮 藍良
それじゃあ食べましょうか
涼宮 藍斗
いただきまーす
涼宮 斗亜
いただきます
涼宮 藍斗
モグモグモグ
涼宮 藍斗
ゴクンお母さんのご飯おいしー
涼宮 藍良
ふふっ、そーお?
涼宮 斗亜
藍良の料理は一番だからな!
涼宮 藍良
やっだぁ、もー
涼宮 藍斗
へへっ
涼宮 藍良
あーそれと
涼宮 藍斗
えっ?
同じだった
涼宮 斗亜
どうしたんだ?藍良
話し方も声も表情も
もしかして……思った
捨てられちゃうの?
いやだ、いやだよ
涼宮 藍良
実はね……
やだ、やだやだ、やだやだやだ
涼宮 藍良
藍斗のテストの点がね
ヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダ
涼宮 藍良
98点だったの
涼宮 斗亜
え?
涼宮 藍良
それでね、藍斗には…
お願いだから、捨てないで
ヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダ
頭の中がぐちゃぐちゃになって
話も何も聞こえなくて
どうすればいいのか分からなかった
涼宮 藍良
……っていうことでいいよね?
涼宮 藍良
涼宮 藍良
藍斗?
涼宮 藍斗
えっ、あ
涼宮 斗亜
藍斗、塾に行くだろ?
涼宮 藍斗
ジュク……
とっさに言ってしまった
涼宮 藍斗
うん!行く!
今思えば、行かなきゃよかった
けど、行くって言わなかったら
何されるか分からなかった
涼宮 藍良
それじゃあ手続きはやっておくわね
涼宮 藍斗
……うん!
今だから分かる
これが……
歯車の狂い始めだったことに