これは聞いた話 その人の母は昔から、体が弱い人でした 私は春から、高校生になりました そして、母は私にいつもお弁当 を作ってくれました でも、その弁当は形も悪くて、 その頃の私は反抗期で、恥ずかしくて、その弁当を 友達に見せられませんでした
お母さん
今日のお弁当美味しかった?
お母さん
あなたの好きな卵焼きも入れたのよ
娘
食べてないよ!
お母さん
……え?どうして?
娘
あんな汚い弁当食べられない!
お母さん
……ごめんね、
お母さん
次はちゃんと…
娘
もう作らないていいよ!
てかいつも友達に見せられない弁当なんか、
捨ててるよ!!
てかいつも友達に見せられない弁当なんか、
捨ててるよ!!
お母さん
そっか…ごめんね
お母さん
ごめんね、
お母さん
じゃあ、最後は綺麗に頑張るね…
その日のお弁当はとても綺麗だった。
昼休み中に突然叔父さんが来た
娘
おじさん?
娘
どうし…
叔父さん
お母さんが!!!
娘
え?
急いで、おじさんと一緒に病院に行った
お父さん
あ、
娘
お母さんは!?
お父さん
……
娘
ね、ねぇどこなの!!
お父さん
そこの病室にいるよ…
私は走った。こんなに人のために走ったことは無いほど、私は、走った
娘
お母さん…
お母さん
あ…
お母さん
お弁当どうだった?…
おい…しかった?…
おい…しかった?…
娘
うん…うん…!
お母さん
良かった…
今まで汚い弁当作っちゃってごめんね…
今まで汚い弁当作っちゃってごめんね…
娘
これからも、作ってよ!
汚い弁当でもいいの!
汚い弁当でもいいの!
お母さん
ごめんね…ごめんね…
娘
謝らないでよ!
お母さん
ありがとう、
そして息を引き取った。
お父さん
ううぅ、
娘
うわぁぁぁん…
私は泣いた。 体中にある水分が枯れるくらいの涙を私は流した。
娘
お母さん、お弁当美味しかったよ。
娘
ちゃんと最後まで、完食したよ。
娘
ありがとう。
娘
そして、さようなら、
娘
おかあさん。
人は誰にでも、反抗期もあります。 でも、決して、今の時間を無くしたりしないでください。 今、ある時間はとっても大切な時間です。
少しでも、家族との思い出を増やしてください。 増やして損はありません。 今ある時間を大切に。