由(ゆかり)
由(ゆかり)
月琉(るる)
凛花(りんか)
何を言ってるか分からない中、月琉が口を開いた
月琉(るる)
由(ゆかり)
凛花(りんか)
由(ゆかり)
月琉(るる)
凛花(りんか)
由(ゆかり)
由(ゆかり)
由(ゆかり)
凛花(りんか)
由(ゆかり)
由?はその一言だけ残して奥へと帰って行った
いや、そんなことはどうでいい
月琉が心配だ
私は月琉の元へと走った
凛花(りんか)
月琉(るる)
月琉(るる)
月琉(るる)
凛花(りんか)
凛花(りんか)
月琉(るる)
私達が立ち上がろうとした瞬間
奥からナニカのうめき声が聞こえた
グォァァァァァァァァァ
凛花(りんか)
月琉(るる)
私たちが目にしたのは
化け物
変な形をした化け物だった
凛花(りんか)
月琉(るる)
月琉(るる)
凛花(りんか)
月琉は私の手を引きながら奥へと走った
ダッダッダッ
凛花(りんか)
月琉(るる)
私たちは無我夢中で走った
しかし化け物はいつまでも追いかけてくる
凛花(りんか)
月琉(るる)
凛花(りんか)
凛花(りんか)
月琉(るる)
凛花(りんか)
月琉(るる)
凛花(りんか)
そう言われても、もう体力が持たない
その瞬間
凛花(りんか)
月琉(るる)
ズザザザァァァァァ
凛花(りんか)
私は足がよろけて転けてしまった
月琉(るる)
凛花(りんか)
真後ろには化け物
もう少しで追いつかれる
私は……ここで死ぬのかな
その瞬間
月琉(るる)
月琉(るる)
凛花(りんか)
月琉(るる)
月琉(るる)
凛花(りんか)
月琉(るる)
凛花(りんか)
月琉(るる)
月琉(るる)
月琉(るる)
凛花(りんか)
凛花(りんか)
凛花(りんか)
月琉(るる)
そして私は無我夢中で走る
りかが居た檻へ……
私はそこまで足を走らせた
月琉(るる)
ダッダッダッ
バンッ!!!
凛花(りんか)
凛花(りんか)
凛花(りんか)
おかしい
りかがここに居たのに
なんで居ないの……?
凛花(りんか)
凛花(りんか)
凛花(りんか)
凛花(りんか)
りかが危ない
凛花(りんか)
凛花(りんか)
凛花(りんか)
かれこれ数時間りかを探したのに居ない
凛花(りんか)
そう心配してる途端
化け物
凛花(りんか)
化け物だ……
私は化け物と目が合い、逃げる
凛花(りんか)
凛花(りんか)
化け物
ここは……教会??
凛花(りんか)
化け物
化け物は私を見ると、爪を立て、鋭い牙を向け、
殺意を向けている
凛花(りんか)
凛花(りんか)
泣いても意味ない……
化け物が襲いかかる
凛花(りんか)
化け物
化け物の爪が喉に刺さろうとする
凛花(りんか)
バイバイ。りか
大好きだったよ
…………………………
凛花(りんか)
いつまで経っても死なない
何かがおかしい
そう思い目を開けると
凛花(りんか)
化け物
凛花(りんか)
凛花(りんか)
そう言うと化け物は私の頬に手を当ててきた
凛花(りんか)
化け物
凛花(りんか)
この声は
聞き覚えのある、優しくてふわふわしてて、でも弾力のある綺麗なこの声は
凛花(りんか)
化け物
嘘だ……りかだったなんて
凛花(りんか)
そう言った瞬間
バァァァン
凛花(りんか)
化け物
化け物
凛花(りんか)
何が起きた?
今、目の前でりかが撃たれて……血が、
どこで?どこから撃たれた?
誰に?
凛花(りんか)
私がりかを見た時にはもう……
もう少しで死ぬ所のりかが居た
化け物
凛花(りんか)
私は泣いた
泣き叫んだ
私もいっそ……そう思った瞬間
化け物
凛花(りんか)
凛花(りんか)
化け物
凛花(りんか)
化け物
凛花(りんか)
化け物
りか
凛花(りんか)
その一言を残し、りかは冷たくなってしまった
凛花(りんか)
私を……恋愛ですき?
愛してる?
……そんなの
凛花(りんか)
凛花(りんか)
そう言って、私は死体になったりかの手の長い爪を
自分の喉に刺した
最後は……愛する人の手で
凛花(りんか)
そうして私たちは
協会の道の真ん中で
血を流しながら永遠に眠る
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
月琉(るる)
月琉(るる)
月琉(るる)
月琉(るる)
由(ゆかり)
月琉(るる)
月琉(るる)
由(ゆかり)
月琉(るる)
月琉(るる)
月琉(るる)
月琉(るる)
由(ゆかり)
月琉(るる)
月琉(るる)
月琉(るる)
由(ゆかり)
由(ゆかり)
由(ゆかり)
由(ゆかり)
END
番外編
由の過去 凛花との繋がり
No.0 4
No.0 4
俺は……ナンバー04
名前なんてない。生きる意味もない
奴隷だ
No.0 4
でもそんなある日、転機(てんき)が訪れた
管理者
管理者
No.0 4
ガチャ
No.0 4
No.0 4
……馬鹿だなアイツ
ここの檻の鍵を落としやがった
No.0 4
ここは管理が緩いし、人もいない
今の時間だと監視も主人も寝ている
俺は最も信用されてる奴隷
今なら行ける
No.0 4
そう言って俺はここから出た
俺は無我夢中で走った
逃げて、走って、走って
気がつけばとある場所へとたどり着いていた
No.0 4
No.0 4
そう考え事をしていると
凛花(りんか)
No.0 4
とある女の声が聞こえた
凛花(りんか)
凛花(りんか)
心配……してくれてるのか?
No.0 4
凛花(りんか)
凛花(りんか)
凛花(りんか)
No.0 4
凛花(りんか)
No.0 4
凛花(りんか)
こいつは何言ってんだろうか
早くこっから逃げようと立ち上がろうとした瞬間
凛花(りんか)
No.0 4
凛花(りんか)
……なんで当てれんだよ
凛花(りんか)
凛花(りんか)
凛花(りんか)
凛花(りんか)
No.0 4
凛花(りんか)
No.0 4
凛花(りんか)
凛花(りんか)
No.0 4
由(ゆかり)
凛花(りんか)
ぎゅーーー
由(ゆかり)
凛花(りんか)
由(ゆかり)
凛花(りんか)
由(ゆかり)
凛花(りんか)
凛花(りんか)
由(ゆかり)
凛花(りんか)
由(ゆかり)
凛花(りんか)
凛花(りんか)
由(ゆかり)
凛花(りんか)
凛花(りんか)
……心がふわふわする
そうして何回かここで会い
彼女の優しさや可愛さ、すべてに惹かれて
恋をした
……しかしある日からこの生活は無くなった
凛花(りんか)
由(ゆかり)
そして背後から聞き覚えのある声が聞こえた
管理者
管理者
由(ゆかり)
ダッ!!
管理者
ダッダッダッダッダッダッ
由(ゆかり)
管理者
なんで今なんだ
上手くいってたのに
由(ゆかり)
由(ゆかり)
(こっちだよ)
由(ゆかり)
管理者
管理者
由(ゆかり)
月琉(るる)
由(ゆかり)
月琉(るる)
月琉(るる)
月琉(るる)
由(ゆかり)
月琉(るる)
由(ゆかり)
月琉(るる)
そうして俺は森の奥の "とある場所" まで案内され、その場所中へと入った
月琉(るる)
由(ゆかり)
なんだここ……
檻の中に化け物たちが閉じ込められていた
由(ゆかり)
月琉(るる)
月琉(るる)
由(ゆかり)
月琉(るる)
由(ゆかり)
そうやって指さされたところに目をやると
……変わり果てた姿の君が居た
由(ゆかり)
月琉(るる)
月琉(るる)
月琉(るる)
由(ゆかり)
上を見ると、凛花じゃない名前と顔写真が貼られていて、凛花じゃないと分かった
由(ゆかり)
月琉(るる)
月琉(るる)
由(ゆかり)
月琉(るる)
月琉(るる)
由(ゆかり)
ソイツは化け物立ちを指さしながら笑顔でそう言ってきた
……好きな子を守るためなら
由(ゆかり)
月琉(るる)
月琉(るる)
月琉(るる)
由(ゆかり)
月琉(るる)
由(ゆかり)
月琉(るる)
月琉(るる)
由(ゆかり)
由(ゆかり)
月琉(るる)
月琉(るる)
由(ゆかり)
こうして仲間になった
……また君と会えたらな
ーーーーーーーーーーーーーーー
月琉(るる)
月琉(るる)
由(ゆかり)
月琉(るる)
由(ゆかり)
月琉(るる)
月琉(るる)
月琉(るる)
由(ゆかり)
由(ゆかり)
由(ゆかり)
由(ゆかり)
俺が死んだらまた会おうね
バイバイ
守れなかった僕のヒロイン
END
コメント
35件
涙出た
ぬおおおっっっっっ!!!!!
黒幕……結局どっちなんでしょうか…?由くんが黒幕…って言った方がいいのか…うん…てかなんかすごい作り方?物語の構造が神ってますね!裏の裏があるってのがまたいいところだと思います!同性恋愛で…愛し合っている二人で心中するっていう展開に驚きました!物語作る時の考え方が違うんですね……ミステリー、感動系の話大好きです!過去が辛い…名前をつけてあげるってところで涙がブワッって出てきました…言葉一つ一つで