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バス運転手

……

バス運転手

……終点です……

バス運転手

…終点ですよ…

菜々

……はっ……

菜々

やば!寝ちゃった……!

バス運転手

………

菜々

……え……ここ……どこ……??……

バス運転手

………

菜々は最終バスにて寝てしまっていた… バスにも慌てて乗り、間違えたバスに乗ってしまったようだ……

菜々

……すみません……ここって……

バス運転手

………

バス運転手

…終点です…

菜々はバスを下ろされる… 時刻は0時を回っていた… なにもない… バス停名は〇〇山麓… 聞いた事もないところだった…

菜々

…え…どうしよう…やだ…暗い…こわいっ…

菜々

…そうだっ、電話…えっ!…うそ……

スマホは圏外だった… あたりは何もない… 街灯すらも… ただ真暗な山中だった…

菜々

…うぅっ…暗いよぉ…こわぃ…けど…

菜々

…バスが来たほう…向かってみよう…

 スマホのライトを頼りに歩き出すも… 街灯ひとつない山中が続く…

菜々

…ここ…どこなのかな…

菜々

…家の近くじゃ…ないのかな…

菜々

…こわぃょぉ…

ガサガサガサッ!!

菜々

きやあっ!!!!!

菜々

なにっ!!いやあっ!!こわいっ!!

小動物でもいただろうか… 近くでの突然の物音に悲鳴をあげる…

菜々

…うぅ…もうやだよぉ…帰りたいよぉ

菜々

…ぐすっ……もう…ムリだよぉ…

どれくらい歩いただろうか…

時間にしたら、20分程だっただろうか…

菜々は街灯があるところに辿り着く…

山中での初めての明かりに少し安堵した…

菜々

やったっ!やっと明かりがあるとこ来れたっ!

菜々

…え…あれ……

菜々

女の子…?

菜々

(え…こんな時間に…? こんなところで…? おかしくない…?)

そう感じるのは当然だった…

時刻は深夜1時をまわっていた…

菜々

……

菜々

(でもいっか!)

菜々

もしかしたら、あの子も同じ境遇なのかも!

菜々

あのっ!すみませんっ!……

白い服の女

………

菜々

あのっ……

…ザッ…ザザーッ…フッ……

唯一の街灯が消えた…

菜々

えっ…明かりがっ……

同時に感じた急な寒気…悪感

白い服の女

…こんばんわ…

白い服の女

…たすけてください…

菜々

…えっ…あのっ…わたしも…

白い服の女

…わたし…ここから動けないんです…

菜々

…動けない…?…

白い服の女

わたし、ここに埋められてるんです…

菜々

…え…?…

白い服の女

…前に…男達に…ここで……

菜々

…いや…あの……

白い服の女

…たすけてください…

白い服の女

…たすけてクダサイ…

白い服の女

…タスケテクダサイ…

白い服の女

タスケテタスケテタスケテタスケテ
タスケテタスケテタスケテタスケテ

たすけてぇ!!!!

菜々

きゃああああぁーーーーっっっ!!!

菜々は思わず悲鳴をあげ、その場から逃げ出してしまう…

明かりもない…

どっちに行けばいいかもわからない…

どこをどう逃げてきただろうか…

菜々は再び、〇〇山麓のバス停に戻った

菜々

…はぁっはぁっ…

菜々

……うわぁぁっ……

菜々

…あれは…なにっ?…幽霊…?

菜々

…もうやだ!お願いっ!帰りたいよぉ

振り出しに戻る菜々に、 聞き覚えのある物音…

菜々

…えっ…あの音は…

ブロロロロッ……

菜々

車だっ!車が来たっ!!

菜々

助けてもらえるかもっ!!

ブロロロロッ……

車はだんだん近付いてきていた─

すぐにヘッドライトが見えた!

菜々は運転手に気付いてもらうため、 道路真ん中で必死に手を振る─

菜々

すみませんっ!停まってくださいっ!

車は停まってくれた…

窓が開き、運転手がこちらを見る…

黒い車の男

………

菜々

…あの…わたし…道に迷っちゃって…

黒い車の男

………

菜々

…その…どこか…せめて…もう少し人のいるところ…

菜々

…明るいところまで…乗せてもらえませんか……?

黒い車の男

……乗りな……

菜々

!っありがとうございますっ!

菜々

…お邪魔します…

ブロロロロッ…

菜々を助手席に乗せ、車は走り出す…

菜々

すみません、ありがとうございます!

菜々

助かりますっ!

黒い車の男

………

菜々

…あの、〇〇ってとこ、ご存知ですか…?

菜々

…ここからは遠いのでしょうか…?

黒い車の男

………

菜々

……あの……

黒い車の男

……もうすぐだよ……

菜々

そうですか!ありがとうございます!

◇◇◇◇◇

車は沈黙のまま15分程走る…

現在1時30分…

ずっと暗いところを走り続けている…

住宅はおろか、街灯の1つも見えてこない…

おかしい─

菜々は思い始めていた…

それに、トイレに行きたいのを我慢していた…

もう、我慢もかなり厳しくなってきていた…

菜々

……あの……

黒い車の男

………

菜々

…あと…どれくらい…かかりそうですかね……?

黒い車の男

………

菜々

…実は……トイレ……行きたくて……

黒い車の男

………

菜々

…トイレ…近くに…ありませんかね…?

黒い車の男

………

菜々

……あの……

黒い車の男

…ククッ、トイレに行きたいのを我慢させる…わるくないな

菜々

……えっ……?

男は菜々のフトモモに手を置く…

刺激するように…

デニムスカートの中まで… フトモモを撫でまわした…

菜々

ひっ!いやぁっ!やめてくださいっ…

黒い車の男

ククッ、もう限界なんだろうなぁ笑

黒い車の男

自分からトイレの事言うなんて、恥ずかしいだろうしなぁ笑 もじもじしちゃってなぁ笑

黒い車の男

漏らすなよぉ〜、漏らしたら…

黒い車の男

おしおきだからなぁ笑笑

フトモモを撫で回しながら男は言う…

菜々

いやっ…ダメ!…あ…ダメ…やめて…

黒い車の男

嫌がる声もかわいいなぁ〜
おじさん、もう我慢できないなぁ〜

男はエスカレート… 下着の上から刺激し始める…

菜々

いやっ…もう…やめてくださいっ…

菜々

あっ!ダメっ…もうっ…漏れちゃ……

菜々

………ぁぁっ………

菜々は小さく震えながら… 下着からスカート、シートまで湿らせた

菜々

…ぁぁっ…ぅぅっ…漏れちゃった……

黒い車の男

あ〜あ、漏れちゃった笑

黒い車の男

漏らしたらおしおきだって言ったよなぁ笑

黒い車の男

とりあえず、生ハメさせてもらおうかぁ笑

黒い車の男

それが嫌なら、今すぐ降りるかぁ??

黒い車の男

さっきいたとこより、さらにずっと山の中入ったがなぁ笑

黒い車の男

1番近い、人がいるとこまで、車で飛ばしても1時間以上だ笑

菜々

…ひどい……そんなっ……ぅぅっ……

菜々は絶望で泣き出す… しかし、また山中に放り出されるよりは… 選択の余地はなかった…… ◇◇◇◇◇ つづく

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