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俺は桃
中3
突然だけど、俺は恵まれていると思う
友達は結構いる方だし
家族にも愛されている自覚がある
希望すれば習い事だってさせて貰える
クラスの大半とは仲がいい
ただ、1人を覗いて
紫
いつも教室の隅で本を読んでいる紫
それだけならまあ普通にいるんだろうけど
紫は異常な程にコミュニケーションをとろうとしない
そして隠しきれないほどのあざや傷、火傷の跡がある
虐待を受けているという噂は聞いていた
先生が家庭訪問をしても無駄だったということも
桃
紫
桃
紫
紫
桃
いつもクラスの中心にいるような人
いかにも幸せで愛されてきた感じ
そんな人が突然話しかけてきたと思ったら友達になろうとか言ってきた
紫
桃
紫
桃
紫
不安そうに聞く桃の様子に押されてついOKしてしまった
桃
紫
桃
豪快に笑う桃
まあ、すぐ離れていくでしょ
桃
~放課後~
桃
早速桃が駆け寄ってくる
紫
桃
紫
桃
紫
桃
勢いに負けた
こういう所、直さなきゃな
赤
赤
明らかに怪訝な顔をされた
紫
桃
桃
赤
桃
桃
赤
桃
桃
赤
桃
桃
赤
赤
桃
桃
紫
赤
桃
桃
赤
紫
紫
紫
赤
紫
紫
赤
紫
赤
紫
赤
紫
紫
赤
母
母
赤
母
赤
紫
母
紫
母
母
赤
毎日、俺たちが帰ると"あの人"に呼び出される
日によってどちらかが呼ばれたり2人とも呼ばれたりする
ガンッ
赤
父
赤
何をされるかは日によって違う
けど、必ず殴られる
ただ菓子パンを渡される日もあれば
殴られ蹴られ、暴言を吐かれることも多い
そしてどちらか1人だけが呼ばれた日は大抵
赤
赤
殴られてボロボロになった体を犯される
気持ち悪くて死にたくなる
紫
赤
赤
紫
"それ"が終わってあの人が寝静まったあと
赤くんを迎えに行くと
いつもぼろぼろと涙を流しながら自分の腕や足を傷つけている
赤
紫
俺はそれを止めることが出来ない
汚いモノが入ってしまった体への拒否反応を止めるのは逆効果だって分かるから
ただ、間違っても死んでしまわないように見守っておく
紫
赤