/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
工藤
「……どうした？」
遙稀
｢…ううん。なんでもない｣
遙稀
なんでもないと口を噤んだ
遙稀
ホントはちょっと足を止めたくて
遙稀
だけどもきみは早足でずっと前を行くから
遙稀
僕はそれを見つめてる
遙稀
最終便きみは乗る
遙稀
ぼくを置いてって
遙稀
はしりだすゆっくりと地面がずれていく
遙稀
泣いちゃだめ泣いちゃだめでもホントは言いたいよ
遙稀
｢……いかないで｣
遙稀
遠くへと消えていく
遙稀
ぼくを置いてって
遙稀
もう随分見えないよ
遙稀
夜が崩れていく
遙稀
泣いちゃだめ泣いちゃだめでもホントは言いたいよ
遙稀
｢……いかないでよ……工藤…｣
遙稀
間奏間の語りー
遙稀
皆さんは好きな人が遠く行くって体験したことありますか？
遙稀
僕はありません
遙稀
ってか、好きな人とそんな仲良いわけでも無いんだよね……
遙稀
なんか自然と…気付いたらって感じ？
遙稀
あ、もーすぐ二番です
遙稀
祭りも終わればいつもと同じ
遙稀
変わらぬ夜が来るんだと知った
遙稀
だけどもきみはいつもよりずっと色っぽく見えて
遙稀
ぼくはそれを見つめてる
遙稀
時間だけが過ぎていく
遙稀
ぼくを連れてって
遙稀
帰り道暗いけれど
遙稀
一人で大丈夫かな
遙稀
街灯に照らされて影ができている
遙稀
一人ぼっちさ
遙稀
遠くへと消えていく
遙稀
ぼくを置いてって
遙稀
完全にまた今度
遙稀
夜が滲んでいく
遙稀
泣いちゃだめ泣いちゃだめ
遙稀
でもホントは言いたいよ
遙稀
｢……いかないで……工藤…｣
遙稀
泣いちゃだめ泣いちゃだめ
遙稀
でもホントは言いたいよ
遙稀
｢いかないで｣
～いかないで～ 出演 ■ 遙稀 工藤 優輝 使用アプリ テラーノベル Chrome
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
