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三日連続で生徒会室で門前払いを食らった俺は、 同じ高校に通う弟の海斗に、 この件を相談してみることにした。
拓斗
海斗
海斗も海斗で何かと鋭いところがある。
下手に嘘をつくとすぐバレてしまう。
拓斗
海斗
拓斗
海斗
拓斗
そういえば名前を聞くのを忘れていた。
海斗
拓斗
海斗
嫌われている、 というよりかは、 近寄りづらいといった感じか。
海斗もあまり好意的な印象は持っていないのだろう。
拓斗
海斗
拓斗
海斗
拓斗
海斗は快く承諾してくれた。
俺はなるべく迷惑をかけないように、 何か収穫があるまではおとなしくしておこう。
ここからは海斗の出番である。
海斗
海斗は慎重に動き出した。
海斗
男子生徒
海斗
男子生徒
海斗
もちろん事前に噂の内容は把握している。
その噂がどのくらい本当で、 どのくらい嘘が混じっているのか、 自身の目で確かめなければならない。
男子生徒
海斗
男子生徒
海斗
男子生徒
海斗が事件のことを知ったのは、 兄が謹慎処分を受けた日のことだ。
五月にはまだ事件は、 噂として流れてきてはいなかったのだ。
海斗
男子生徒
海斗
男子生徒
この生徒は意外にも、 事件のことを結構知っているようだ。
海斗はもっと聞き出すことに。
海斗
男子生徒
もはや教師も噂流しに加担しているようなものだ。
海斗は心の中で呆れながらも話を聞き続ける。
海斗
男子生徒
海斗
男子生徒
海斗
兄の拓斗に頼まれなければ、 当然こんなに聞きこむことはない。
男子生徒
海斗
男子生徒
海斗
男子生徒
海斗
男子生徒
さすがに委員長に喧嘩を売るわけにはいかない。
この学校での委員長という立場は、 生徒の中では先生よりも高い位置にある。
それよりも高いのが生徒会だ。
海斗
男子生徒
海斗
男子生徒
男子生徒はそそくさと教室に戻ってしまった。
海斗はその友達とやらに、 話を聞きに行くことにした。
その友達はまたまた友達を、 そうやって友達の連鎖を繰り返し、 やっと聞きつけた噂の元凶は、 生徒会書記である女子生徒だった。
放課後、生徒会室に向かった海斗は、 一人の女子生徒を見つける。
生徒会書記
海斗
生徒会書記
あくまでもしらをきる生徒会書記。
海斗はさらにたたみかける。
海斗
生徒会書記
海斗
生徒会書記
不気味な笑みを浮かべ、 海斗を見下す書記。
海斗
生徒会書記
海斗
生徒会書記
海斗
生徒会室のドアが静かに開いた。
奥出
生徒会書記
海斗
書記は何も言わず行ってしまった。
海斗も仕方なく、 その場を離れるしかなかった。