新学期
それは、戦場だ。
それに4月。 ということは
クラス替えがある。
みんなで 神頼みをして
クラス替え発表の ボードの前は
喜んだり悲しいダリ
喜怒哀楽が飛び交っている。
私は凜。 中学1年生
中学では、はじめまして の人がほとんどであるが
仲のいい人と 同じクラスになれるように
今拝んでいるところだ。
凛
お願いお願いお願い‥
(ブツブツ‥)
(ブツブツ‥)
そして、クラスボードを 見る。
女の子
やった!同じだぁ!
男の子
くそぉ‥誰だよこの
クラスのやつ‥
クラスのやつ‥
私は‥‥5組。
唯一と言っていいほどの友。 何組だ!?
女の子
凜ー!私、一組!
はい。 終了☆
凛
(終わったぁ!!!)
女の子
じゃねー
凛
あ!まって‥
絶望する私をおいて あの子は去ってしまった。
うぅ。どうしよう。
凛
はぁ。憂鬱‥
窓側の席の 前から3番目に 座る私は
一人、クラスを見回す
凛
もう、グループ出来てるじゃん。
グループづくりも 遅れました
ぼっち確定!
凛
(あーもー!!
どーすれば
いいのさっ!)
どーすれば
いいのさっ!)
芽依
あの?
凛
ビクッ
芽依
あぁ。ごめんごめん
驚かせるつもりは
なかったんだけど、
驚かせるつもりは
なかったんだけど、
芽依
一人悶てたから。
具合悪いのかと
具合悪いのかと
凛
!!
凛
え。あ。悶てた?
凛
恥ずかし‥
私は、声がもれてることに 気付かなかった。
凛
ごめん!!大丈夫です!!
大きな声で盛大に謝る。
やば。大袈裟すぎたかも‥
なーんて、考えてる頃には
芽依
ぶっ‥あっはははww
笑われてました。
あぁ。終わりだ。 さよーなら。 中学生活‥ァーメン‥
芽依
あ。ごめんっ。
おもわず‥ふっw
おもわず‥ふっw
凛
(皆さんお気づきだろうか)
えーと‥
えーと‥
私はコミュ障 拗らせまくってる 女子中学生 なのだ!
凛
あっの。
えっと、
えっと、
私は急いで画面を タップして操作する。
『会話術』っと、
芽依
ん?何してる‥ふっwww
芽依
『10分でわかる会話術!』
芽依
ってww会話するのに
読むの?それw
読むの?それw
芽依
本当に面白いねw
これが彼女との出会い
大人になっても 親友だなんて
誰が想像しただろう。
正反対だけど。
凜は、彼女と出会い。
新学期を憎まなくなった。
芽依
もうすぐ新学期だね。
しかも4月。
しかも4月。
凛
うん
芽依
いや?
凛
もちろん嫌だけど、
新しい出会いが あるから。
『楽しみかなっ』