僕達は冬休みになったので
友達と雪山に登ることにした。
大和
このメンバーで遊ぶなんて、久しぶりだなぁ

美由紀
だねー笑

美由紀
でもさぁ、雪山に登るのさ初めてなんだけど、私ー

美月
そうなの!?

大和
まあ、張り切って登っていこうぜ★

美月
でも待って!
柚貴がまだ来てなーい!

美由紀
柚貴遅いねー

柚貴
はぁはぁ、おまたせ、

大和
柚貴おそー

柚貴
ごめんって!

大和
まあ、張り切って登っていこうぜ!

美月
そうだねー!

大和
うっ、雪が強くなってきたなぁ

美月
これって本当に大丈夫なのー?

美由紀
結構強くなってきてない?

柚貴
大丈夫だ、美月のことは俺が守る!

美月
うん、ありがたいけどさすがに強すぎでしょ!

美由紀
あっ、あれ見て!

柚貴
ん?
あっ!

大和
小屋あるじゃん!

美月
ちょっと入ってみない?

柚貴
そうだな、少し休めるかもしれないし。

大和
結構広いじゃん!

美月
だねー

美由紀
食料もあるよ!

柚貴
ほんとだ3日は耐えれそうじゃん!

美月
よかった、死ぬかと思った!

美由紀
それはないでしょww

美月
………

美由紀
ひま
だね…

柚貴
うん…

大和
どうする?

美月
私、いいこと思いついちゃった!

美由紀
えっ、なになに?

美月
この部屋、結構広いし、
机も家具もあんまりないし、
くるくると一周回って一夜過ごせそうじゃない?

柚貴
ずっとクルクル回っとくのか?

美由紀
やってみる価値はあるんじゃない!?

大和
まぁ、暇だしやってみるか

美由紀
賛成ー!

美月
地図はこんな感じ!

美月
1人1人角に行って、
ここは電気もなんにもないし暗くなってきそうだから、
壁を頼りに相手にタッチをして、それを続けてくるくる回るっていうこと!

柚貴
いいじゃん、やってみよう!

4人はは美月の言うことを頼りに、
回ることにした。
この遊びは案外続いて、
気付いたらみんな寝ていた。
次の日の朝。
昨日の雪の嵐はさっぱりと消えていたので、下山することにした。
美月
ね、ねぇ、みんな?

柚貴
おお、どうした美月?

美月
昨日の夜のことを覚えてる?

美由紀
覚えてるよ?それがどうしたの?

大和
俺も覚えてるよ?

美月
実はさ、私気づいちゃったの……

美由紀
何に?

美月
みんな考えてみてよ。

美月
昨日、私達4人だけしかいなかったんだよ?
それなのに部屋をずっとぐるぐる回れるなんておかしくない?

大和
でも、角は四つだよ?
しかも人数は4人、ちゃんとぐるぐる回れるじゃん。

美由紀
そうだよ、角は四つあるんだから。

柚貴
美月…

柚貴
さすがの俺も気づいた……

美月
うん…

美由紀
??

美月
大和君は美由紀にタッチ

美月
そこには誰もいなくなるでしょ?
美由紀は私にタッチ

美月
美由紀がいた場所には、大和が居ることになる。

美由紀
うん?

美月
私は柚貴にタッチするでしょ?

美月
じゃあ、柚貴は誰にタッチするの?

大和
あ、、

美由紀
大和君がいた場所には誰もいないはず……

柚貴
そう、つまり、、
俺は誰にタッチしたんだ?

そんなことを全て理解した4人は、
すぐに下山し、
念のため神社にも行った。
もう二度とあのやまには近づかないように、引っ越しまでした。
あそこには何があったのだろうか。
そして大和にタッチした人は、誰だったのだろうか。