テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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意味怖又は怪談話

第4話 - 八尺様

2024年05月31日

#改変済み立ち絵

#オリキャラ

#創作

#AMPTAKxCOLORS

#おそ松さん

遥輝

おそ松

なぁカラ松～。ほんとにこっちで合ってんのか～？

カラ松

フッ、案ずるなブラザー。この俺、カラ松に任せろ

トド松

ちょ、後ろ定員オーバーなんだけど！

チョロ松

我慢してトド松

トド松

カラ松兄さーん席変わってよ～

カラ松

お前地図読めんのか？

トド松

カーナビ使えばいいでしょ！？

おそ松

いやこの車のカーナビ全部イヤミの声だから絶対使わねぇ

トド松

何そのクソ仕様！

一松

でも久しぶりじゃない？田舎の方に移ったあいつらに会うの

十四松

野球出来るかな！？

トド松

出来ると思うよ十四松兄さん

カラ松

もうすぐだぞ

トド松

やっと～！？

おそ松

あいっ変わらず田舎だねぇ…お馬さんのとこもありやしない

チョロ松

どこいっても変わんねぇなお前

一松

……あれじゃない？

おそ松

お、着いた着いた

(チャイム音)

はーい

ガチャ

遥輝

……わ、久しぶりじゃん六人とも

カラ松

おう、遥輝も久しぶりだなだな

おそ松

元気してたか？

遥輝

そりゃ皆元気だよ。とりま中入り

十四松

イツキと星も誘ってあとでやきうしよトッティ！

トド松

いいよ十四松兄さん

チョロ松

外観洋風なのに内面和風なのやっぱ慣れないな

零

あれ、久しぶりだね六人とも

おそ松

久しぶりだな～零

十四松

イツキ！星！やきうしよやきう！

イツキ

お、いいぞ！負けねえからな！

星

俺も負けねぇぞ～

麻華

……いやあんたら買い出し当番でしょうが

イツキ

あ、そうだった

星

十四松ごめんな。また明日にでも野球しようぜ

十四松

全然大丈夫！

レイカ

野球するにしてもうちの中庭にしてね。何かあったら怖いから

トド松

りょーかい

おそ松

俺お馬さんとこもパチ屋もねぇから二人の野球みてようかな

カラ松

ふ、俺も見ておこう。何かあった時のために人では多い方がいいだろう

一松

俺も見ておく

チョロ松

俺も

十四松

行くよートド松、

トド松

わ、やかった！

十四松

えいっ！(ボールを投げる)

トド松

っえい！(ボールを打つ)

十四松

うぉー！(ジャンプしてボールを取る)

一松

おー、十四松ナイスキャッチ

カラ松

……ん？

一松

んだよクソ松

カラ松

いや、なんでもない…

トド松

ん？あれ何ー？

カラ松

あっ

おそ松

んー？

八尺ぐらいの大きさの女性

ポ………ポ………ポ

チョロ松

……？んだあれ

十四松

白い帽子っすね！

一松

でもあれ結構高くない？厚底なの？

おそ松

さぁな。あとで遥輝達に聞いてみようぜ

トド松

それもそうか。十四松兄さん野球続きしよー

十四松

ういー！

レイカ

はい、ご飯出来たよ

おそ松

やったぜ！

麗美

それじゃあ手を合わせて

全員

いただきまーす！

おそ松

あ、そういやさ

良翔

どした？

おそ松

十四松とトド松が野球してた時、白い帽子被ったポポポポ言う女を見かけてな。なんか知ってるかと思って

(食器が割れる音)

一松

え何

チョロ松

えっ！？

カラ松

な、なんだ！？

遥輝

……え、嘘……

トド松

え？なになになに？怖がらせるの良くないよ？ちょっと？

遥輝

玲緒、ご飯食べ終わったらお使い頼まれてくれる？

玲緒

ええ、大丈夫よ。

千波

とりあえず、ご飯食べてから話すわ

全員

ご馳走様ー！

玲緒

それじゃあ私は行ってくるわ

レイカ

えぇ、私は洗い物をするわ

零

僕は電話するとこあるから電話しとくね～

遥輝

……じゃあ、話すね

遥輝

まず、皆が見たのは八尺様っていう怪異

チョロ松

八尺様？

遥輝

そう。八尺様に魅入られたら取り殺される。

おそ松

えぇー？女の子に気に入られるのはいいけど殺されるのは嫌だなー

零

遥輝ー。連絡したよ。いいってさ

麗美

とりあえず、皆は今日帰せないのよね…八尺様に殺されるから

遥輝

……六人とも、着いてきて

遥輝

六人は今日はここで寝てもらうね

遥輝

スマホとかは使っても大丈夫だよ。

トド松

わかった

遥輝

で、一つだけ注意ね

遥輝

これから俺は下に戻るけど、俺らから皆を呼びに来ることは絶対無いから

遥輝

俺たちの声がしても、絶対扉を開けちゃダメだよ

遥輝

あと大きすぎる声は近所迷惑だから気を付けてね

十四松

分かりまっするまっする～！

遥輝

ん、それじゃあ俺は下に行くから

遥輝

朝7時になったら自分から出てきてね。それまで部屋の外に出たらダメだからな

おそ松

おう！

おそ松

………暇だな

チョロ松

いや早くない！？遥輝出てって一時間も経ってないよ！？

カラ松

まさか俺が八尺様に魅入られるとはな……ふっ、罪な男だ

一松

ダァってろクソ松

トド松

いったいよね～

チョロ松

つか寝ない？寝てたら気付かないでしょ

おそ松

いいな、丁度眠くなってくる時間だしな

(ノック音)

トド松

っ！？

おそ松

んだよ～寝てたのに……

チョロ松

俺じゃないからな～……

一松

俺でもない

カラ松

もちろん俺でもないぞ

十四松

俺でもなーい！

トド松

僕でもないからね！

おそ松

……おい待て、なら誰だ？

おそ松

確か窓から聞こえてきたよな？

一松

部屋の中にいる俺らじゃないとすれば………

(六つ子が窓の方を見る)

ぽぽぽ

カラ松

っ！

チョロ松

やっぱり……八尺様……

八尺様

ポポポポポポ

八尺様

ポポポポポポポ

おそ松

静かに……なった？

レイカ

六人とも！大変なことになったから出てきて！

十四松

！レイカだー！

トド松

た、大変なこと……？

レイカ

そうよ！だから早く！

トド松

い、急いで行かないと…！

チョロ松

待ってトッティ

チョロ松

レイカ

何！今本当に大変なんですからね！

チョロ松

なら、出てくるのを待つんじゃなくて、入ってきたらどうなの？

レイカ

…………………

(ドアを力強く叩く音)

八尺様

ポポポポポポポポ

零

おーい、皆～

トド松

今度は零……？

零

遥輝が猫連れて帰ってきたんだ～

一松

……！猫……

零

そうそう！だから早くおいでよ！

カラ松

待て、ブラザー

一松

………何

カラ松

なぁ、零。その猫をここに連れてきてはくれないか？

零

え？なんで？出てきたらいいじゃーん

カラ松

いや、俺らは動きたくないからな。連れて来てくれ

零

…………

遥輝

六人とも！

一松

何、今度は遥輝？

遥輝

大変なことになった！そこに居たら危ないから早く部屋を出てきて！

遥輝

部屋の中に入りたいけど、忙しくて……

十四松

……どっちなんすか？

遥輝

うわぁーーーーー！助けてぇーーーーー！！

十四松

っ！遥輝が危ないおそ松兄さん行こ！

おそ松

え？いやちょっと待て十四松

十四松

？

おそ松

なぁ遥輝

おそ松

そこには何がいるんだ？

遥輝

そんなの、八尺様に決まって

おそ松

それに、遥輝はそんな喋り方はしないし、誰かに助けも乞わない

おそ松

それと、襲われてるにしても物音無さすぎだろ

遥輝

………………

(力強く扉を叩く音)

遥輝

皆、大丈夫ー？

千波

……疲れきってるわね

おそ松

……あ？遥輝達……なんでここに

レイカ

7時過ぎて8時ですけど？

玲緒

中々起きてこないから心配したのよ

麻華

まぁ、無事なようでとりあえず一安心ね

おそ松

あ、そうだ！レイカ、零、遥輝！

レイカ

ん？

零

どうしたのー？

遥輝

なに？

おそ松

昨日の夜、俺らんとこ来たか？お菓子あるってのと、猫連れてきたってのと、大変なことが起きたっての

遥輝

いや、行ってないね

零

僕も

レイカ

私もね

トド松

じゃああれはやっぱり……

星

とりあえず来てくれ

遥輝

あんたらの家まで車で行く。その間なにか聞こえても外見ちゃダメだよ

おそ松

りょ、了解

遥輝

この際だ。この騒動が終われば俺らもそっちに行こう

トド松

あ、それは普通に心強い

遥輝

とりあえず行くよ

八尺様

ポポポ

おそ松

！(聞こえてきた……)

八尺様

ポポポポポ

遥輝

もうすぐ……お地蔵様の所まで……行ける！

ドン

遥輝

……え？

チョロ松

ちょ、どうしたんだよ？

遥輝

動かない……こんな時にガソリン切れ……じゃない……なら一体なんで……

遥輝

……あぁもう！動けこのポンコツ車ぁ！

(エンジン音)

遥輝

！エンジンかかった！このまま行くよ！

八尺様

……ポポポ

おそ松

……あー、つっかれたぁ

一松

本当にね。まさかあんなことになるとは……

(地蔵が壊れる音)

八尺様

……ポポポ

八尺様

ポポポポポポポポポポ(松野家に向かおうとする)

どこ行くの

謎の男性

おそ松達を襲わせる訳には行かないね

謎の男性

それに、この騒動が終わったらおそ松達の場所…赤塚市に行かないとだからな

遥輝？

それじゃあ、さよなら

(咀嚼音)

おそ松

八尺様……とんでもないやつだったぜ……

カラ松

まぁ、無事に生き残れたんだからいいじゃねぇか

トド松

それもそうだね

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遥輝

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