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中原中也、高校1年生
中也は、虐められている。
いや…"虐められていた"
僕の名前は太宰治。中也の幼馴染、そして中也が好き。
中也の為ならなんでもするし、虐めのこともどうにかする。
でも、中也はそれを望んでいない、だから口を出さなかった。
でも、後から気づいたんだ。
"この選択が間違っていた事を"
ある日、中也は校舎裏に呼び出されたらしい。 バッドを持った不良が中也を襲った。 そして…事件は起きた
太宰
太宰
太宰
中也
そこには…
"血のついたバッド"と、目の前で頭から血を出して動かない不良がいた。
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也
太宰
太宰
中也
太宰
太宰は震える手で中也の肩を掴む。その手の下で、中也の身体は驚くほど“普通”に温かく、そして静かだった。
中也はただ、いつも通りの顔でこちらを見ている。
中也
太宰
声が震えた。
怒りか、悲しみか、恐怖か、自分でももう分からない。
中也はバッドをぽとりと落とした。
乾いた音が、校舎裏に響く。
中也
太宰
中也はほんの少し、首を傾げる。
その表情は“無邪気”ですらあった。
中也
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也は、血でじわりと赤く染まった自分の手のひらを見つめた。まるで、自分の感情よりも先に“事実”だけを理解しようとしているみたいに。
中也
太宰
中也
太宰
中也
その言葉が、胸に痛烈に刺さる。
太宰
中也はふ、と優しく笑った。
まるで何も背負っていない少年のように。
中也
太宰
太宰は震える腕で中也を抱きしめた。
中也の身体は、さっき見た“血”の色とは正反対に、温かく、生きていた。
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也
太宰
中也は太宰の手を握った。
自首するために歩き出そうとする、その瞬間——
中也
太宰
中也
太宰の心臓が、止まりそうになった。
だが太宰は、中也のその手を離さなかった。
もう二度と、離さないと誓うように。
太宰
中也
——ふたりは、ゆっくりと歩き出した。
警察署へ向かう道を。
その手は、しっかりと繋がっていた。