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絵麻
口を開いたとたんに視界が涙で揺らぐ
柊人
絵麻
絵麻
柊人
しゅう君の手が私の頬に触れて涙をぬぐってくれる
その手つきが本当に優しくて
絵麻
絵麻
せっかく冷静に落ち着いて話そうと思ったのに流れた涙とともに感情も流れ出る
絵麻
絵麻
絵麻
そのために凛久君を利用して
柊人
私の顔を見ないようにしながらぽつりとつぶやいた
柊人
そんなの…そんなの
絵麻
絵麻
絵麻
絵麻
好きだと伝えたあの時から
凛久君を好きになろうとしても
自分を好きと言ってくれた彼のことなら好きになれると思っていたのに
全部できなかったの
絵麻
絵麻
絵麻
絵麻
うそ。本当は私の事を好きって言ってほしい
優しく触れるのも抱きしめるのも私だけがいい
しゅう君は私の言葉を黙って聞いていてふと顔をあげた
柊人
柊人
なんでそんなにくるしそうにいうの?
絵麻
何を言っているのかわからない
しゅう君にとっては迷惑だったのかな
柊人
絵麻
柊人
絵麻
絵麻
しゃがみこんで手で涙をこすっていると
柊人
その手を引っ張られ、優しく口をふさがれた
でも触れたのは一瞬だけ、今までのとは違う優しいキス
絵麻
絵麻
しゅう君の行動と言葉が矛盾している
ごめんって言ったじゃん
柊人
柊人
絵麻
柊人
絵麻
柊人
意味が分からない
初めから幼馴染としてみてないなんて私は幼馴染にすらなれてなかったの?
絵麻
絵麻
2人きりの屋上にいることがつらくて逃げ出そうと扉に向かおうとすれば
しゅう君のぬくもりに包まれる
柊人
しゅう君の声は弱弱しくでも私を抱きしめる力は強くて
柊人
こんな弱いしゅう君なんて知らない
柊人
柊人
柊人
柊人
絵麻
柊人
柊人
柊人
しゅう君はさらに話し続ける
柊人
柊人
絵麻
柊人
じゃあ、あの出来事のとき私は振られてなかったってこと?
柊人
しゅう君の弱い部分に初めて触れた
柊人
絵麻
柊人
絵麻
今まですれ違っていた気持ちが少しづつ近づいて行った気がする
絵麻
絵麻
私たちは今までも言葉が足らなかった
だからもう
柊人
絵麻
柊人
柊人
そうして目を閉じると自然にお互いの唇をよせ…キスをする
初めてのお互いを思ったキス
想い合ってするのってこんなに幸せなんだね