アムネシア

放送は今日もなかった

そう思いながら病室を出た

今日も電気はついていない

そして下には血がこびりついていた

『ジｯけﾝしツにｨヶ』

私は実験室を探した

言われた通りに実験室に言ったが特に何も無かった

それじゃああの声は一体…？

『昔は天使も悪魔もあまりよく思われていなかったんだ』

『なんで、？』

『確かに悪魔様は悪いかもだけど天使様は何もしてないよ…？』

『あぁ、今"は"何もしていないかもしれないな』

『だが天使はよく救済という名の惨殺をしていたんだよ』

『え、？』

『驚いただろ？』

『今は神と同じ様に崇められているが彼奴等も所詮は悪さ』

『天使より悪魔の方がいい』

『そうだったんだ…』

『おばあさまの話って面白いね！』

『まぁ、一億年は生きておるからなぁ。』

『悪魔封印計画』 ○○○○年○月○日 ステリア国にて

『七大悪魔No.4が発見されました 封印の準備は完璧です 命令を入力してください』

『封印成功』 ○○○○年○月○日 ステリア国にて

『封印は成功致しました ですが条件をクリアして出てくる可能性がある為 殺す準備をしておいて下さい』

『封印場所』 ステリア国にある廃病院

そう言うと目の前に居た悪魔は炎の中に消えた

私は困惑したまま病室に帰った