主
主
主
俺は赤君の帰りを待った。
気が付けばもう朝の4時だった。
赤
紫
紫
赤
赤君は,片手に缶ビールを持って帰ってきた。 酔って話せないか?と思ったが,幸い,全く酔っていなかった。
紫
赤
紫
紫
赤
紫
赤
赤君の顔が,一気に青ざめていくのがわかった。
赤
紫
赤
赤
紫
紫
赤
紫
紫
紫
赤
赤
紫
赤
赤
紫
赤
俺は,女の子として生まれて,女の子として,育てられた。
誰もそのことを疑問に思ことはなかった。
なのに,,
赤の母親
赤(幼少期)
赤の母親
赤(幼少期)
俺はなぜかその時うれしくなかった。
赤(幼少期)
うれしくないばかりか,俺はその部屋が,どうしても自分の部屋だと思えなかった。
小学校にあがるとき,
赤の母親
赤(幼少期)
赤の母親
赤の母親
赤(幼少期)
赤の母親
赤(幼少期)
赤の母親
赤(幼少期)
赤の母親
赤(幼少期)
赤の母親
赤(幼少期)
赤の母親
赤(幼少期)
結局その日,俺は,ピンクのものは一つも買わなかった。 青や,黒ばかりになった。
ある日のことだった。
赤の母親
赤(幼少期)
赤の母親
赤(幼少期)
赤の母親
赤の母親
赤の母親
この時,話はしなかったが,お母さんは,性同一性障害についてなど,徹底的に調べてくれていたようだった。
そして。
お母さんの癌がわかったのもこの頃だった。
赤の母親
赤(幼少期)
赤の母親
赤の母親
赤の母親
赤(幼少期)
赤の母親
赤(幼少期)
小学校に上がったら,いじめを受けた。
それでも,お母さんが味方ってわかってたから,怖くなかった。
赤(幼少期)
何かにつけて男女で分けられて,それが嫌だとお母さんに訴えたら,
赤の母親
くそごみ教師
赤の母親
赤の母親
くそごみ教師
赤の母親
お母さんは何時間だって,先生と話し合ってくれた
周りから見れば,とてつもない過保護親だったかもしれない。
それでも,お母さんは俺のために,戦ってくれた。
ただどんな時でも,うまくいくと考えるのは間違いだった。
お母さんは俺が,小4の時に死んでしまった。
がんだったのはわかってたけど,発見が遅すぎたのだ。
でも俺は,大丈夫だ。きっとやっていけると
絶望の中で信じていた。
でも。
世界は俺に冷たかった。
母親が死んで,父親もいなかった俺は,親せきの間でぐるぐると回されながら生活した。
そして,俺の性別を認めてくれる人などいなかった。
お前は女なんだと
お前はおかしいと
俺は,中1で捨てられた
家と食べ物お金を俺に渡してあとはすきにしろと
お母さんが死んで 俺を愛してくれた人なんて
一人もいなかった。
愛されたいと思った。
どうすれば愛してくれる?
そうだ。‘普通‘になればいいんだ。
おれは,自分を殺して普通の女の子に生まれ変わったのだ。
そうしたら, いろんな人に愛された。
ちょっと体を売れば大金が手に入る
すごく簡単だった。
愛されるように
自分をお人形にしたらいいんだ。
俺はみんなのお人形
最近は大分お酒で遊んでる
そんな俺も素敵でしょ?
俺はアイサレテルンダ。
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コメント
2件
このお話大好きです!! 続き頑張ってください!!